マイルCS(GⅠ) 2016年 枠順発表 予想オッズと注目馬と穴馬
マイルCS(GⅠ)枠順発表 京都競馬場 芝1600m 2016年11月20日
枠 | 馬番 | 馬名 | 年齢 | 性別 | 斤量 | 騎手 |
1 | 1 | ディサイファ | 7 | 牡 | 57.0kg | 武 豊 |
2 | サトノアラジン | 5 | 牡 | 57.0kg | 川田将雅 | |
2 | 3 | スノードラゴン | 8 | 牡 | 57.0kg | 大野拓弥 |
4 | ロードクエスト | 3 | 牡 | 56.0kg | 池添謙一 | |
3 | 5 | ヤングマンパワー | 4 | 牡 | 57.0kg | M.バルザローナ |
6 | ダノンシャーク | 8 | 牡 | 57.0kg | 松山弘平 | |
4 | 7 | フィエロ | 7 | 牡 | 57.0kg | 戸崎圭太 |
8 | イスラボニータ | 5 | 牡 | 57.0kg | C・ルメール | |
5 | 9 | サトノルパン | 5 | 牡 | 57.0kg | M・デムーロ |
10 | マジックタイム | 5 | 牝 | 55.0kg | A・シュタルケ | |
6 | 11 | テイエムタイホー | 7 | 牡 | 57.0kg | 幸 英明 |
12 | ウインプリメーラ | 6 | 牝 | 55.0kg | A・アッゼニ | |
7 | 13 | ダコール | 8 | 牡 | 57.0kg | 小牧太 |
14 | クラレント | 7 | 牡 | 57.0kg | 岩田康誠 | |
15 | ネオリアリズム | 5 | 牡 | 57.0kg | R・ムーア | |
8 | 16 | ミッキーアイル | 5 | 牡 | 57.0kg | 浜中俊 |
17 | ガリバルディ | 5 | 牡 | 57.0kg | 福永祐一 | |
18 | サンライズメジャー | 7 | 牡 | 57.0kg | 四位洋文 |
マイルCS(GⅠ) 2016年予想オッズ
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
1 | サトノアラジン | 3.4 |
2 | イスラボニータ | 4.5 |
3 | ヤングマンパワー | 6.5 |
4 | ミッキーアイル | 6.8 |
5 | ネオリアリズム | 10.3 |
6 | ロードクエスト | 10.5 |
7 | フィエロ | 10.7 |
8 | マジックタイム | 13.8 |
9 | ガリバルディ | 17.2 |
10 | サトノルパン | 22.3 |
11 | ディサイファ | 36.0 |
12 | スノードラゴン | 56.9 |
13 | ウインプリメーラ | 79.3 |
14 | サンライズメジャー | 174.7 |
15 | ダノンシャーク | 180.4 |
16 | クラレント | 199.4 |
17 | ダコール | 296.8 |
18 | テイエムタイホー | 536.3 |
マイルCS(GⅠ) 2016年 注目馬・穴馬
4枠 8番 イスラボニータ
2016年春は惜しい競馬が続いていた本馬だが、秋初戦の富士S(G3)
ではパートナーにC・ルメール騎手を迎え、手応えある2着を確保。
4か月半の休み明けプラス、58Kgを背負っての好走であり上出来
だったと言えるだろう。
ここまでも重賞で度々、好走を繰り返してきた実力馬であるが
本馬の本領発揮は、2015年の本レース3着や前々走の安田記念(G1)
5着(勝ち馬から0.3秒差)に見られるように1600M戦にあると思わ
れる。
さらに本馬の魅力はG1戦での勝負強さであり、これまでG1戦で
【1.1.3.2】と掲示板を外したのは3歳時のジャパンC(G)だけ
という実績である。
また【前走富士S組】は本レース過去10年で5回馬券になっている
ので軽視はできない存在であり、レースを使いつつ良化していく
タイプだけに、休み明け2戦目でパフォーマンスを上げてくると
予想。脚質的にも安定しており、C・ルメール騎手も安定した結果
を出せる騎手で上位台頭する可能性は高そうな1頭だ。
4枠 7番 フィエロ
本レースで2014年&2015年ともに2着、2年連続連対馬が初G1制覇を
狙って参戦してきた。
本馬は京都・芝コースを得意にしており【1.5.2.2】で、掲示板を
外したのは、前走のスワンS(G2)9着のみという実績である。
そのスワンS(G2)では、1番人気に支持されるも9着と大敗したが
能力的にもここでは上位にも関わらず、前走が原因で人気を落とす
ならば今回は狙い目である1頭だ。
また【前走のスワンS】は、本レース過去10年で8回馬券に絡んでおり
着外から巻き返す馬もいる。
さらに本レース過去10年で斤量傾向は57Kgが9勝、古馬の牡馬が30頭中
24頭馬券に絡んでいることに注目。本馬は7歳&57Kgを背負うことと
なり、好走傾向に該当している。
今回マイルへの距離延長となるが、ここまで全5勝中4勝をマイル戦で
挙げておりプラス材料だ。
鞍上予定の戸崎騎手が今回、本馬を選んだことが勝負度合いの高さ
を示しており、メイチ仕上げに定評のある藤原厩舎ということも期待
させる1戦である。
3枠 5番 ヤングマンパワー
2016年の夏は一気に覚醒。マイル戦で3連勝を挙げ、近2走はG3ながら
マイル重賞を連勝するなど、ここに来て馬が本格化した印象だ。
本馬も本レースと好相性の【前走富士S組】であり、イスラボニータや
ロードクエスト、ダノンプラチナといった強敵を倒し勝利している。
また本レース過去10年、5番人気以内で富士Sを勝った馬の複勝率は
100%という数字に注目。本馬は3番人気→1着であった。
本馬は適性の幅が広く大崩れしないのが武器であり、福島民報杯(OP)
から、5戦全て連対中と安定感抜群の1頭である。
また好走続きにも関わらず人気にならない不思議な馬であり、1番人気
になったことがないというエピソードもある。
レース中は頭が高く、しかも横に曲げて走る独特のフォームが個性的で
あるが、勢いとレースセンスは侮れない存在だ。
今回、鞍上がM・バルザローナ騎手に乗り替わるが、本馬の所属厩舎の
G1勝ちは3勝、その3勝全てが外国人騎手の騎乗の時という事実もある。
約1年半ぶりのG1挑戦となるが、キャリアを積んで完成の域に近づいた
今なら好勝負の期待ができる1戦だ。
8枠 17番 ガリバルディ
京都の外回りコースでは【2.1.1.1】と安定した結果を残している本馬。
近2戦の結果から充実期を感じさせるが、能力的な面から人気薄で
あり今回の舞台なら面白い1頭である。
本馬はディープインパクト産駒だが、京都マイルはディープ産駒の
庭とも言える舞台。過去の本レースでも数多くの上位好走馬を輩出
してきた。末脚の切れ味なら本馬も過去の好走馬に負けてはおらず
ここは非常に狙いどころであろう。
前走の富士S(G3)では末脚不発に終わり5着であったが、上がり最速
の33.4秒をマーク。前走上がり最速の馬は歯車さえ噛み合えば、上位
進出も現実味を帯びてくるとの声もある。
さらに【前走富士S組】で、人気薄からの好走が見られる本レース。
2009年富士Sで9着→本レース14番人気で2着に好走し、大穴を開けた
マイネルファルケ。2014年富士Sで7着→本レース8番人気で1着と波乱
を巻き起こしたダノンシャークがいる。
また鞍上予定の福永騎手は、本レース過去10年で3回馬券に絡んでおり
複勝率は33.3%。
今回は叩き2走目で本領発揮が期待され、波乱の立役者になりそうな
予感である。
2枠 3番 スノードラゴン
今週末の京都地方は雨予報、当日馬場が渋った時には要注意の1頭だ。
本馬は競走生活の大半は1200M前後に終始しており、2014年のスプリン
ターズS(G1)で1着など、スプリンターのイメージが強い1頭だ。
実はデビューから3戦はマイル戦を使われていた本馬。芝のマイル戦
では3戦0勝2着3回、連対率は100%である。
8歳となった本馬だが年齢的にズブさも増して、さらに競馬を覚えて
控えられるようになった今はむしろ、マイルくらいの方がいいのでは
との声もあり注目している。
またトップスピードの素晴らしさは現役屈指の水準であり、後方で
脚を溜めれたら、それなりに脚を使ってきそうな予感。
マイルで脚を溜めたとして、どの程度の上がりが出せるのかはまだ
未知数であり、マイルはダメだと決めつけるのは危険であろう。
さらに本レース過去10年【前走から距離延長組で前走着順5~9着
だった馬】が巻き返しての好走が多く、距離延長&前走5着だった
本馬は該当していることにも注目。
8歳馬ながら強敵相手に大崩れがなく、今回のメンバーレベルなら
好走もあると予想。天候も味方して得意な馬場になる可能性が高く
久しぶりの勝利に期待している。