小倉記念(GⅢ) 2016年 枠順発表 予想オッズと注目馬と穴馬
小倉記念(GⅢ)枠順発表 小倉競馬場 芝2000m 2016年8月7日
枠 | 馬番 | 馬名 | 年齢 | 性別 | 斤量 | 騎手 |
1 | 1 | サトノラーゼン | 4 | 牡 | 57.0kg | 岩田康誠 |
2 | 2 | エキストラエンド | 7 | 牡 | 57.0kg | 浜中俊 |
3 | 3 | クランモンタナ | 7 | 牡 | 54.0kg | 和田竜二 |
4 | 4 | アングライフェン | 4 | 牡 | 55.0kg | 川田将雅 |
5 | 5 | ベルーフ | 4 | 牡 | 56.0kg | D.ホワイト |
6 | マーティンボロ | 7 | 牡 | 57.0kg | 藤岡康太 | |
6 | 7 | メイショウナルト | 8 | セン | 56.0kg | 松若風馬 |
8 | テイエムイナズマ | 6 | 牡 | 56.0kg | 古川吉洋 | |
7 | 9 | リヤンドファミユ | 6 | 牡 | 54.0kg | 藤岡康太 |
10 | ウインリバティ | 5 | 牝 | 52.0kg | 松山弘平 | |
8 | 11 | ダコール | 8 | 牡 | 58.0kg | 小牧太 |
12 | プランスペスカ | 6 | 牡 | 53.0kg | 幸 英明 |
小倉記念(GⅢ) 2016年予想オッズ
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
1 | ダコール | 3.1 |
2 | アングライフェン | 4.8 |
3 | サトノラーゼン | 4.8 |
4 | ベルーフ | 5.8 |
5 | テイエムイナズマ | 11.2 |
6 | マーティンボロ | 12.5 |
7 | プランスペスカ | 13.2 |
8 | エキストラエンド | 14.3 |
9 | ウインリバティ | 19.4 |
10 | メイショウナルト | 29.8 |
11 | クランモンタナ | 33.6 |
12 | リヤンドファミユ | 51.5 |
小倉記念(GⅢ) 2016年 注目馬・穴馬
4枠 4番 アングライフェン
デビューから8戦めで初勝利と時間を要した本馬だが、そこからは
7戦連続で3着以内と好走し、堅実な走りをみせてきた。
今回は昇級後の1戦となるが3走前は新潟大賞典(G3)、4走前には
中日新聞杯(G3)と重賞の出走経験が2度あり、ここで勝負になって
も何ら不思議のない一頭だ。
また2015年の夏に小倉・1800M戦で連勝してから軌道に乗っており
夏場は得意なタイプのようだ。
また今回陣営は小倉での滞在調整をしており、本馬が落ち着いて
レースに臨めるように気性を考慮。
本馬の父ステイゴールドは、2015年の3着馬ウインプリメーラを
はじめ過去にも好走馬を出しており、母方は本レースの好走血統
のトニービンを持っていることから血統面にも注目だ。
8枠 12番 プランスペスカ
前走の鳴尾記念(G3)では、13番人気ながらも直線では鋭い伸びを
見せて3着に好走、波乱のレースを演出した一頭である。
その鳴尾記念はレースレベルが高かったと思われ、本馬が意外と
普通に強い競馬をしていた印象だ。
また本レース過去5年のデータに【近2走以内に3位以内の上がりを
使っている】馬の好走が見られ、本馬は前々走の都大路S(OP)で
上がり2位と好走傾向に該当していることにも注目。
鳴尾記念の結果はフロック視できず、今回は斤量53Kgと好材料と
なり、ここでの波乱演出も十分に考えられるだろう。
7枠 10番 ウインリバティ
2016年は案外の成績が続いている本馬だが、2015年には3連勝して
おり、能力は侮れない存在だ。
ここまでの全5勝中、3勝は今回と同じ舞台で挙げたものであり
3戦3勝という得意とする舞台。
小倉コースでの全成績が連対率100%と圧倒的に好相性の舞台で
あり、ここでの一変が期待できる一頭だ。
2015年8月、前走までの凡走続きが今回と同じ舞台で一変して
勝利しているように、今回も可能性はゼロではない。
さらに今回は軽ハンデが見込めるうえ、人気薄にでもなろうもの
なら馬券的に妙味があり軽視はできないだろう。
5枠 5番 ベルーフ
2015年の本レース2着であり、前々走の小倉大賞典(G3)でも
勝ち馬アルバートドッグと0.2秒差の競馬をしており、ここでは
侮れない一頭だ。
本レース2着以降は一押しが足りず、掲示板の前後を繰り返して
いるが、好走した今回の舞台とはリンクしないコースばかりを
使われた結果であり、度外視していいだろう。
本馬はハービンジャー産駒だが、ハービンジャー産駒は先週も
勝ち馬が出ており活躍している。
今回は新潟大賞典(G3)以来で休み明けになるが、メンバー的
に質が落ち、少頭数での1戦となるため割り込む余地はある。
今後の見通しを立てる1戦となるだけに復活劇に期待している。
5枠 6番 マーティンボロ
2014年の本レース2着馬であり、次走の新潟記念(G3)も勝利して
同年『サマー2000シリーズ』のチャンピオンに輝いた本馬だが
その後は長期休養となり、結果が出なくなってしまった。
しかし、3走前の東京新聞杯(G3)では末脚に見所があり、前走の
七夕賞(G3)でも6着であったが先行して見せ場をつくったりと
復調の兆しを感じることができる一頭だ。
本コースでの全成績は6戦で3勝、2着1回、4着2回と抜群のコース
適性であり、4着となった2回も勝ち馬から0.3秒差という僅差で
あった。
今回は得意とする舞台へと替わり、一変するならばこの舞台と
言わんばかりだ。『サマー2000シリーズ』のチャンピオンが
ここで勝機を得ることができるのか注目だ。
3枠 3番 クランモンタナ
2015年の本レース4着馬であり、夏のローカル戦線で要注意の
「リピーター」であることから注目している一頭だ。
前走の鳴尾記念(G3)は13着と大敗したが、2015年は七夕賞(G3)
14着からの巻き返しで4着となっており、今回も激走があっても
不思議ではない。
また2015年の本レースでは上がり最速を使い、直線だけで4着
まで突っ込んできており、2着馬ベルーフからクビ・頭差まで
迫ってきた。
最後は脚を余した感があり、もう少し仕掛けるのが早ければ
あわやという走りをしていただけに、ここは注目したい。
2015年同様、大敗からの激走パターンに期待している1戦だ。
クイーンS(GⅢ) 2016年 枠順発表 予想オッズと注目馬と穴馬
クイーンS(GⅢ)枠順発表 札幌競馬場 芝1800m 2016年7月31日
枠 | 馬番 | 馬名 | 年齢 | 性別 | 斤量 | 騎手 |
1 | 1 | ダンツキャンサー | 5 | 牝 | 55.0kg | 勝浦正樹 |
2 | 2 | マコトブリジャール | 6 | 牝 | 55.0kg | 四位洋文 |
3 | 3 | テルメディカラカラ | 4 | 牝 | 55.0kg | C・ルメール |
4 | 4 | レッドリヴェール | 5 | 牝 | 55.0kg | K.ティータン |
5 | カトルラポール | 3 | 牝 | 51.0kg | 菱田裕二 | |
5 | 6 | ウインプリメーラ | 6 | 牝 | 55.0kg | 福永祐一 |
7 | ナムラアン | 4 | 牝 | 55.0kg | 三浦皇成 | |
6 | 8 | ロッテンマイヤー | 3 | 牝 | 51.0kg | 池添謙一 |
9 | ノットフォーマル | 4 | 牝 | 55.0kg | 柴山雄一 | |
7 | 10 | マイネグレヴィル | 5 | 牝 | 55.0kg | 丹内 祐次 |
11 | シャルール | 4 | 牝 | 55.0kg | 横山典弘 | |
8 | 12 | メイショウスザンナ | 7 | 牝 | 55.0kg | 大野拓弥 |
13 | リラヴァティ | 5 | 牝 | 55.0kg | 松若風馬 |
クイーンS(GⅢ) 2016年予想オッズ
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
1 | ウインプリメーラ | 3.5 |
2 | リラヴァティ | 4.0 |
3 | シャルール | 4.9 |
4 | ロッテンマイヤー | 5.5 |
5 | ナムラアン | 7.3 |
6 | レッドリヴェール | 16.1 |
7 | マイネグレヴィル | 16.3 |
8 | メイショウスザンナ | 18.0 |
9 | テルメディカラカラ | 19.0 |
10 | マコトブリジャール | 25.9 |
11 | ダンツキャンサー | 84.7 |
12 | ノットフォーマル | 93.6 |
13 | カトルラポール | 248.1 |
クイーンS(GⅢ) 2016年 注目馬・穴馬
7枠 11番 シャルール
前々走の福島牝馬S(G3)で2着と好走。2015年の夏から札幌を舞台に
快進撃が始まり、条件戦ではあるが7戦連続で連対している本馬。
前走ヴィクトリアマイル(G1)では、18頭中18着と惨敗であったが
マイルの流れは本馬にとって厳しかったと思われ、悲観する内容
ではないだろう。
本馬はこれまで今回の舞台で3戦を経験し1勝、2着2回と高い適性を
見せているゼンノロブロイ産駒である。
父方に好走血統のサンデーサイレンスを持ち、中距離戦を得意と
することからも牝馬限定のG3なら、馬券内は可能であると思われ
注目している一頭である。
また本馬の芝1800M戦の成績も6戦で3勝、2着2回(着外1回)と
安定しており、前走からの舞台替わりはプラスに働きそうだ。
4枠 4番 レッドリヴェール
【夏競馬はリピーターを狙う】この言葉と共に注目している本馬。
2015年本レースの2着馬であり、近走は案外の成績が続いているが
2013年には、札幌2歳S(G3)→阪神ジュベナイルF(G1)を勝利し
同年のJRA最優秀2歳牝馬に輝いている。
札幌2歳S(G3)他、洋芝コースでの2戦で1勝2着1回と適性の高さは
証明されており、ここでの復活が期待される。
また本レースでは前走G1出走馬が結果を残す傾向にあり、特に
【前走ヴィクトリアマイル組】が過去5年で6頭馬券に絡んでいる。
そして本馬がヴィクトリアマイルからの臨戦過程であることにも
注目している一頭だ。
さらに2014年・2015年共に、1~3着までを関西馬が占めており
関西馬(栗東)の本馬を軽視できない1戦となった。
2枠 2番 マコトブリジャール
前走の福島牝馬S(G3)では15番人気の低評価を覆し、立ち回りの
うまさを活かして勝利した本馬。
夏場は得意なようで3勝3着1回をマーク。人気薄が予想される
ここは狙い目となりそうな一頭だ。
2014年の本レースでは6着と、掲示板まであと1歩の成績だったが
「小回り1800Mは競馬がしやすい」と陣営のコメント。
また本レースは【どこかに一頭穴馬が食い込む】ケースが多く
平穏に決着する年は少ないという特徴がある。
本馬は今回と同じ距離の1800M戦でも4勝、3着2回と好走しており
前走同様に穴をあけてくれることに期待している。
6枠 8番 ロッテンマイヤー
ここまで4戦を使われ、2勝をマークしている3歳馬ということで
注目している一頭だ。
本レース過去10年の【年齢別成績】では勝率、連対率、複勝率
全てでトップの成績を収めているのが3歳馬である。
また前走G1組で特に、ヴィクトリアマイルやオークスという
【春の牝馬限定GI】を経由した馬が好走傾向にあるようだ。
本馬は前走のオークスで(13着)惨敗したが、距離延長に対応
できなかったことが敗因と思われ、ベストな距離に戻る今回は
改めて期待したい1戦だ。
先行力があり、まだまだ成長段階なだけに軽視はできない存在だ。
3枠 3番 テルメディカラカラ
近走からも充実感がうかがえ、安定感のある走りをみせている
本馬。
今回と同じ舞台で使われた1戦を勝利しており、札幌と函館での
勝率や複勝率が明らかに高く、北海道で素晴らしい成績を収めて
いるハービンジャー産駒であることから注目している。
さらに1600M~2000Mまでの距離の複勝率が高く、ここでの好走が
期待される一頭だ。
また本レース過去4年のデータに【近2走以内に3位以内の上がりを
使っている馬】に注目とあり、本馬は前々走を上り2位で好走して
おりデータに該当していることにも注目だ。
8枠 12番 メイショウスザンナ
2015年本レースの勝ち馬であり、前々走の中山牝馬S(G3)で
3着と好走している本馬。
気性面の難しさからか安定に欠ける面があり、なかなか好走が
続かないが【夏競馬はリピーターを狙う】ここで輝きを取り
戻せるか注目だ。
しかしコーナー4回の1800M戦は得意なようで、これまでも好走
できており、勝利を飾った今回の舞台では侮れない存在だ。
また本馬は年齢的なことから人気が落ちると予想され、馬券的
に妙味があり狙いたい一頭だ。
アイビスサマーダッシュ(GⅢ) 2016年 枠順発表 予想オッズと注目馬と穴馬
アイビスサマーダッシュ(GⅢ)枠順発表 新潟競馬場 芝1000m 2016年7月31日
枠 | 馬番 | 馬名 | 年齢 | 性別 | 斤量 | 騎手 |
1 | 1 | ヤマニンプチガトー | 7 | 牝 | 54.0kg | 村田一誠 |
2 | 2 | ヤサカオディール | 7 | 牝 | 54.0kg | 的場勇人 |
3 | 3 | ローズミラクル | 6 | 牡 | 56.0kg | 吉田隼人 |
4 | 4 | ベルカント | 5 | 牝 | 55.0kg | M・デムーロ |
5 | マイネルエテルネル | 6 | 牡 | 56.0kg | 柴田大知 | |
5 | 6 | プリンセスムーン | 6 | 牝 | 54.0kg | 北村友一 |
7 | ファンデルワールス | 7 | セン | 56.0kg | 西田雄一郎 | |
6 | 8 | フレイムヘイロー | 8 | セン | 56.0kg | 木幡巧也 |
9 | サトノデプロマット | 6 | 牡 | 56.0kg | 柴田善臣 | |
7 | 10 | ブライトチェリー | 6 | 牝 | 54.0kg | 杉原誠人 |
11 | アットウィル | 6 | 牡 | 56.0kg | 蛯名正義 | |
8 | 12 | アースソニック | 7 | 牡 | 56.0kg | 石橋修 |
13 | ネロ | 5 | 牡 | 56.0kg | 内田博幸 |
アイビスサマーダッシュ(GⅢ) 2016年予想オッズ
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
1 | ベルカント | 2.2 |
2 | ネロ | 3.1 |
3 | プリンセスムーン | 4.2 |
4 | アットウィル | 9.9 |
5 | アースソニック | 12.0 |
6 | ローズミラクル | 18.5 |
7 | マイネルエテルネル | 32.3 |
8 | フレイムヘイロー | 44.8 |
9 | ヤマニンプチガトー | 53.1 |
10 | サトノデプロマット | 71.0 |
11 | ブライトチェリー | 84.3 |
12 | ファンデルワールス | 146.0 |
13 | ヤサカオディール | 286.5 |
アイビスサマーダッシュ(GⅢ) 2016年 注目馬・穴馬
5枠 6番 プリンセスムーン
前々走の駿風S(1600万下)→韋駄天S(OP)を目下連勝中であり
今回の舞台での5戦が3勝、2着2回の連対率100%という直線競馬に
自信ありの6歳牝馬である。
また『夏は牝馬』を表すように、これまでも7・8月に3勝2着1回
3着1回と良績を残していることから注目している一頭だ。
また鞍上予定の北村騎手とのコンビで、今回の舞台を3戦3勝して
おり相性抜群の鞍上と舞台という設定だ。
今年の春に引退する予定だった本馬だが、この【千直】適性を
見出され、嬉しい現役続行となった。
円熟期に入った本馬が、新潟の名物コースを疾走する姿に注目だ。
8枠 12番 アースソニック
本馬は2014年・2015年の本レース3着馬であり、2年連続で好走中の
クロフネ産駒である。
また、母父サクラユタカオーはプリンスリーギフト系の血を持ち
父か母父がプリンスリーギフト系という馬が4年連続で馬券に絡んで
いることにも注目だ。
本レース基本的には【リピーターレース】と言われており、馬券に
絡んだ実績がある馬には要注意したい。
さらに近4年の馬券内の2頭が【前走1200Mの重賞組】であり、本馬は
前走が函館スプリントS(G3))であった。
今回は得意の1000M戦にコースが替わり、前走の休み明けを叩いた
上積みも見込め、一変の警戒が必要な一頭と言えるだろう。
7枠 11番 アットウィル
目下8戦連続で掲示板を確保しており、大崩れのない魅力的な一頭。
なかなか勝ち切れないタイプではあるが、抜群の安定感が武器だ。
今回と同じ舞台で行われた、前走のバーデンバーデンC(OP)は
4着であったが、外目から早めに動く競馬で内容的には悪いもの
ではなかった。
もともとは、2歳時にクローバー賞(OP)を勝利しておりOP実績が
あった本馬。
今回はクラス慣れという点からも、馬券内に絡んでくる可能性が
期待できる一頭である。
また本馬も【前走福島芝1200M】からの臨戦過程であり、軽視は
できない存在であろう。
6枠 8番 フレイムヘイロー
今回と同じ舞台では2015年、韋駄天S(OP)で人気馬のネロを差し
切り、15番人気を覆して勝利を飾った。
それ以前の5勝も3、4、9、8、10番人気と人気薄で激走している
何とも意外性を秘めた一頭だ。
今回は再度の1000M戦と距離短縮を選択しており、よりスピードが
活かせる環境を追い求めた1戦といえるだろう。
また鞍上予定の木幡騎手は3月にデビューして以来、19勝を挙げて
いる期待のルーキー。
今回も人気薄が予想される為、いい意味で裏切って激走して欲しい
そんな期待をしている一頭である。
7枠 10番 ブライトチェリー
今回と同じ舞台で3勝を挙げており【千直】コース巧者である本馬。
本馬も本レース過去10年で7頭の勝ち馬が出ている牝馬であり、前走
の駿風ステークス(1600万下)で【千直】を3着と好走している。
【千直】では崩れることなく走れる安定感があり、夏場は得意な
タイプということから注目している。
2015年の邁進特別(1000万下)では、人気馬のプリンセスムーンや
エイシンテキサスを相手に、9番人気→勝利しており【千直】での
実力を示している。
今回も人気が落ちることが予想され、ここでは押さえていた方が良い
予感がする一頭だ。
函館2歳S(GⅢ) 2016年 枠順発表 予想オッズと注目馬と穴馬
函館2歳S(GⅢ)枠順発表 函館競馬場 芝1200m 2016年7月24日
枠 | 馬番 | 馬名 | 年齢 | 性別 | 斤量 | 騎手 |
1 | 1 | ネコワールド | 2 | 牡 | 54.0kg | 吉田隼 |
2 | フクノクオリア | 2 | 牡 | 54.0kg | 横山和 | |
2 | 3 | ザベストエバー | 2 | 牡 | 54.0kg | 石川 |
4 | メローブリーズ | 2 | 牝 | 54.0kg | 古川 | |
3 | 5 | タイムトリップ | 2 | 牡 | 54.0kg | 丸山 |
6 | モンドキャンノ | 2 | 牡 | 54.0kg | 戸崎圭 | |
4 | 7 | ラッシュアウト | 2 | 牡 | 54.0kg | 原田和 |
8 | バリンジャー | 2 | 牝 | 54.0kg | 浜中 | |
5 | 9 | バンドオンザラン | 2 | 牡 | 54.0kg | 桑村真 |
10 | ロイヤルメジャー | 2 | 牝 | 54.0kg | 加藤 | |
6 | 11 | ピンクドッグウッド | 2 | 牝 | 54.0kg | 宮崎光 |
12 | レヴァンテライオン | 2 | 牡 | 54.0kg | 三浦 | |
7 | 13 | ポッドジーニー | 2 | 牝 | 54.0kg | 松岡 |
14 | ドゥモワゼル | 2 | 牝 | 54.0kg | 池添 | |
8 | 15 | ガーシュウィン | 2 | 牡 | 54.0kg | 勝浦 |
16 | ラーナアズーラ | 2 | 牝 | 54.0kg | 柴山 |
函館2歳S(GⅢ) 2016年予想オッズ
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
1 | モンドキャンノ | 1.9 |
2 | バリンジャー | 4.9 |
3 | ドゥモワゼル | 6.7 |
4 | レヴァンテライオン | 9.0 |
5 | ロイヤルメジャー | 12.8 |
6 | ザベストエバー | 17.3 |
7 | ガーシュウィン | 21.0 |
8 | メローブリーズ | 26.2 |
9 | フクノクオリア | 29.9 |
10 | ネコワールド | 29.9 |
11 | ラーナアズーラ | 68.9 |
12 | タイムトリップ | 70.6 |
13 | ポッドジーニー | 72.4 |
14 | バンドオンザラン | 74.6 |
15 | ラッシュアウト | 134.9 |
16 | ピンクドッグウッド | 217.3 |
函館2歳S(GⅢ) 2016年 注目馬・穴馬
7枠 14番 ドゥモワゼル
新馬戦で10番人気を覆し、ハナを切ってレースを進め2着と
好走した本馬。
前走の未勝利戦では中団グループ後ろから進出し、そのまま
差す競馬で上がり最速での圧勝。
たった2戦だが異なる脚質で競馬ができた事は、大きな収穫と
なったであろう。
また本レースは圧倒的に牝馬が強いレースであり、過去10年
3着以内の30頭中、18頭が牝馬という結果だ。
さらに牝馬が馬券に絡まなかったのは、2014年だけという
データもあり、ここでは軽視できない存在となった。
本馬の父は2002年の高松宮記念(G1)の覇者、母もスプリンター
という血統であり、スピード能力は間違いなく高い。
前からも後ろからも結果を残していることは最大の魅力であり
今回も好走が期待される一頭だ。
5枠 10番 ロイヤルメジャー
前走の牝馬限定戦を逃げ切り勝ちした本馬。2着馬に2馬身半と
いう決定的な差をつけ、余裕の勝利であった。
スタートが非常に上手いのが特徴で、稍重の馬場を前半34秒で
逃げるスピードは魅力的だ。
本馬の父ダイワメジャーはリーディング上位のサンデー系種牡馬
であり、2015年の本レースでは産駒が2・3着と好走。
また厩舎は、2歳馬の育成に定評のある山内厩舎に所属しており
過去に本レース3勝を挙げている厩舎である。
ベテラン厩務員も過去の勝ち馬2頭を引き合いに出して「この
馬は完成度が高い、2歳馬にしてはしっかりしてる」とコメント。
抜群のスタートを活かし今回はどんなレースをするのか、快速
スピード牝馬に注目だ。
8枠 15番 ガーシュウィン
本レースで2年連続で好走している血統、サクラバクシンオーを
母父に持つ本馬。
新馬戦はスローペースではあったが逃げ切りで勝利し、豊富な
スピードを感じさせた一頭だ。
また本レースでは【前走で2着馬をしっかりと離した馬】の好走
が見られ、本馬は前走で2着馬に4馬身の差をつけている。
しかも終い3ハロンでの伸びも見せ、鞍上の意向に沿って動く
従順さも見せている。
今回は距離延長となるが血統背景からも、むしろ好材料となる
ようで苦にせず対応できた時には怖い存在となりそうだ。
6枠 12番 レヴァンテライオン
新馬戦では直線進路が塞がれたなか、慌てずに外へ進路を変え
エンジンがかかってからは、抜群の伸びを見せて勝利した本馬。
本馬の反応の良さと、操縦性の高さを印象付けた1戦であった。
本馬は本レースの好走傾向である「関西馬」「キャリア1戦」
「前走が函館芝1200M」という3つの項目に該当しており、今回
注目している一頭となった。
また今回のメンバーは逃げ切りで勝ち上がってきた馬が目立つ
ので、控える競馬ができる本馬に注目している。
さらに、おとなしくて乗りやすい馬のようなので血統背景からも
将来性は十分であり、今後も注目したい一頭だ。
8枠 16番 ラーナアズーラ
本馬も先述のとおり、本レースで圧倒的に強い牝馬という
ことで注目している。
まだ気性面で幼さが見えるが、実戦でのアクションは大きく
渋太い印象のある一頭だ。
前走では内で窮屈な競馬になったものの、直線で外に持ち出し
進路を確保、差し切りで勝利しており強さを感じさせた。
走破時計は平凡であったが、直線で見せた末脚の鋭さには
底知れぬ魅力を感じることができる。
今回は相手強化とハイペースになった時の対応が鍵となるが
傾向のように牝馬が馬券に絡むことに期待したい1戦である。
7枠 13番 ポッドジーニー
新馬戦では大外から楽にハナを奪うと、自分のペースで走り
直線では追うことなく、2着以下に2馬身の差を付けて勝利
している本馬。
今回、連闘と言うことに不安も感じるが前走では余裕を感じる
走りを見せており、消耗は少ないのではと予想される。
前走の勝ちタイムは特に強調出来るタイムではないが「ゴール
前も余力があり、時計もまだ詰められる」と陣営のコメント。
鞍上の松岡騎手も「勝って連闘する」と気合い十分で、連闘馬
と侮ることはできない注目の一頭である。
中京記念(GⅢ) 2016年 枠順発表 予想オッズと注目馬と穴馬
中京記念(GⅢ)枠順発表 中京競馬場 芝1600m 2016年7月24日
枠 | 馬番 | 馬名 | 年齢 | 性別 | 斤量 | 騎手 |
1 | 1 | カオスモス | 6 | 牡 | 56.0kg | 松若風馬 |
2 | ワキノブレイブ | 6 | 牡 | 56.0kg | D.ホワイト | |
2 | 3 | スマートオリオン | 6 | 牡 | 57.5kg | 武 幸四郎 |
4 | マイネルアウラート | 5 | 牡 | 56.0kg | 松山弘平 | |
3 | 5 | タガノエトワール | 5 | 牝 | 53.0kg | 酒井 学 |
6 | トウショウドラフタ | 3 | 牡 | 54.0kg | 田辺裕信 | |
4 | 7 | ピークトラム | 5 | 牡 | 56.0kg | 小牧太 |
8 | ダッシングブレイズ | 4 | 牡 | 56.0kg | C・ルメール | |
5 | 9 | カレンケカリーナ | 6 | 牝 | 53.0kg | 鮫島克駿 |
10 | アルマディヴァン | 6 | 牝 | 53.0kg | 幸 英明 | |
6 | 11 | ダノンリバティ | 4 | 牡 | 56.0kg | 武豊 |
12 | ケントオー | 4 | 牡 | 56.0kg | 和田竜二 | |
7 | 13 | ガリバルディ | 5 | 牡 | 55.0kg | 福永祐一 |
14 | ダンスアミーガ | 5 | 牝 | 53.0kg | M.デュプレシス | |
8 | 15 | タガノエスプレッソ | 4 | 牡 | 55.0kg | M・デムーロ |
16 | ダローネガ | 7 | 牡 | 55.0kg | 藤岡康太 |
中京記念(GⅢ) 2016年予想オッズ
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
1 | ダッシングブレイズ | 3.2 |
2 | トウショウドラフタ | 5.5 |
3 | ダノンリバティ | 7.1 |
4 | タガノエスプレッソ | 7.3 |
5 | ピークトラム | 7.6 |
6 | ケントオー | 8.2 |
7 | ガリバルディ | 11.3 |
8 | マイネルアウラート | 14.2 |
9 | スマートオリオン | 19.8 |
10 | アルマディヴァン | 29.0 |
11 | ダローネガ | 39.6 |
12 | タガノエトワール | 46.4 |
13 | カレンケカリーナ | 78.4 |
14 | ダンスアミーガ | 78.9 |
15 | カオスモス | 87.3 |
16 | ワキノブレイブ | 131.1 |
中京記念(GⅢ) 2016年 注目馬・穴馬
8枠 15番 タガノエスプレッソ
前走の豊明S(1600万下)で今回と同じ舞台を逃げ切りで
勝利した本馬。
今回のメンバーに目立った先行馬がいないので、展開的
にも注目したい一頭である。
2014年にはデイリー杯2歳S(G2)を勝利。2015年には弥生賞
(G2)で3着と実績はあるものの、近走は案外の成績が続いて
いた。
しかし本馬は母父キングカメハメハ、母母父がトニービンと
いう今回の舞台の好走血統であることに注目したい。
本レース過去4年でトニービンの血を持つ馬、2頭が2回馬券に
絡んでいる好相性の血統だ。
2015年の本レースは例年よりも軽めの馬場や展開の中、やはり
勝ち馬にはトニービンの血(スマートオリオン)があった。
荒れに荒れる本レース、ここは素直に血統面から好走に期待
したい一頭だ。
6枠 11番 ダノンリバティ
本馬も好走血統のキングカメハメハ産駒であり、2015年には
ダートを使われ1勝、2着2回をマークしている。
2016年に入ると再び芝へ転向、前々走の六甲S(OP)を勝利した
が前走のマイラーズC(G2)では12着に終わっている。
しかしマイラーズC(G2)は内が有利な馬場の中、外を回して
負けており苦しい展開であった。
そのマイラーズC(G2)で外を回して負けた馬には、フィエロ
(安田記念3着)、アルバートドック(七夕賞1着)など後に活躍
している馬がいることから、本馬にも注目している。
また本レース過去4年の【前走クラス別成績】を見ると、前走
がOPまたはG2以上の馬が好走しており、前走G2の本馬は該当
している。
さらに過去4年の【ハンデ別成績】に56~57kgのハンデの馬が
強いとあり、今回56Kgということにも注目している一頭だ。
5枠 10番 アルマディヴァン
2015年の本レースで13番人気→2番と好走。大きな穴を開けて
くれたことから注目している一頭だ。
本レースの好走傾向にリピーター(馬券に絡んだ実績がある)が
多く、また過去4年で2012年と2015年に牝馬が馬券に絡んでいる
ことにも注目したい。
本馬は左回りでの経験も多く、戦績を見るとマイルがベストの
ように思われる。
特に今回の舞台とは相性が良いようで6戦1勝、2着2回、3着1回
という実績がある。
また本レースの気になる傾向として、近走の成績が不振でも
【重賞実績や中京コースでの好走】がある馬には要注意とあり
この傾向に本馬が該当していることにも注目だ。
5枠 9番 カレンケカリーナ
本馬は左回りコースを得意としており、ベストな距離は1600~
1800Mと今回の舞台に向いていることから注目している。
実際に今回の舞台、中京コースでも2勝2着2回をマークしており
好走が期待される一頭である。
また夏場は得意なようで、暑い時期に好走している点は魅力的。
今回は3ヶ月ぶりのレースだが、これまでも休み明けで好走して
おり問題はないであろう。
本馬も父方に好走血統のトニービンの血を持っており、母方には
欧州血統を持っている。
本レース過去4年で、ほとんどの好走馬が母方に欧州血統をもって
いるという特徴が見られ、この配合は要注目したい血統背景だ。
8枠 16番 ダローネガ
2015年の本レース3着馬であり、2014年からは一貫して1600M戦
で使われていることから、注目の一頭となった本馬。
2015年の本レースを最後に、その後一度も馬券に絡んでいないが
大敗というのもあまりなく(12着が1回)、相手なりに走れる
タイプのように思われる。
また先述のとおり、過去4年の本レースではリピーターの活躍が
多く、2012年1着のフラガラッハ ⇒ 2013年1着もフラガラッハ
2013年2着のミッキードリーム ⇒ 2014年2着もミッキードリーム
という結果となっている。
この傾向からもここを狙ってのローテーションだと思われ、今回
も好走に期待したい一頭である。
近年の中京コースは差しが決まりやすい傾向にあるようで、去年の
ように、直線で外からの差しが決まる展開となれば怖い存在となる
であろう。
4枠 7番 ピークトラム
本馬の魅力は相手なりに、前からでも後ろからでもポジションを
自在に操れるレースセンスである。
特に近3戦は鞍上小牧騎手とのコンビで、人気以上に好走しており
本格化が漂う一頭である。
スタミナ色の濃いチチカステナンゴ産駒であり、スタミナが要求
させる本コースの今の状態なら、上位台頭も期待されるのでは。
地味な印象の本馬だが、マイル戦は得意であり左回りにも問題は
ないと言えるだろう。
堅実さも持っており、混戦になればなるほど自在の脚質を武器に
動いてくれるようだ。
今年3月に開業した橋口厩舎に転厩後、一変した走りを見せている
本馬の活躍に期待したい1戦である。
函館記念(GⅢ) 2016年 枠順発表 予想オッズと注目馬と穴馬
函館記念(GⅢ)枠順発表 函館競馬場 芝2000m 2016年7月17日
枠 | 馬番 | 馬名 | 年齢 | 性別 | 斤量 | 騎手 |
1 | 1 | マデイラ | 7 | 牡 | 52.0kg | 古川吉洋 |
2 | トーセンレーヴ | 8 | 牡 | 57.5kg | D.ホワイト | |
2 | 3 | レッドレイヴン | 6 | 牡 | 57.0kg | 池添謙一 |
4 | バイガエシ | 4 | 牡 | 54.0kg | 藤岡祐介 | |
3 | 5 | マテンロウボス | 5 | 牡 | 55.0kg | 四位洋文 |
6 | マイネルミラノ | 6 | 牡 | 56.0kg | 丹内 祐次 | |
4 | 7 | マイネルフロスト | 5 | 牡 | 57.0kg | 松岡正海 |
8 | ケイティープライド | 6 | 牡 | 52.0kg | 浜中俊 | |
5 | 9 | ホッコーブレーヴ | 8 | 牡 | 56.0kg | 丸田恭介 |
10 | ツクバアズマオー | 5 | 牡 | 55.0kg | 吉田豊 | |
6 | 11 | フェイマスエンド | 5 | 牡 | 54.0kg | 三浦皇成 |
12 | ネオリアリズム | 5 | 牡 | 55.0kg | K・ティータン | |
7 | 13 | オツウ | 6 | 牝 | 52.0kg | 北村友一 |
14 | トゥインクル | 5 | 牡 | 56.0kg | 勝浦正樹 | |
8 | 15 | ダービーフィズ | 6 | 牡 | 57.0kg | 岩田康誠 |
16 | ファントムライト | 7 | 牡 | 55.0kg | 内田博幸 |
函館記念(GⅢ) 2016年予想オッズ
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
1 | レッドレイヴン | 4.2 |
2 | バイガエシ | 4.9 |
3 | マイネルミラノ | 5.4 |
4 | ファントムライト | 8.2 |
5 | ダービーフィズ | 8.7 |
6 | マイネルフロスト | 11.6 |
7 | ネオリアリズム | 13.1 |
8 | マテンロウボス | 15.6 |
9 | トゥインクル | 16.5 |
10 | ツクバアズマオー | 16.5 |
11 | トーセンレーヴ | 17.1 |
12 | フェイマスエンド | 40.2 |
13 | ケイティープライド | 54.2 |
14 | オツウ | 59.7 |
15 | ホッコーブレーヴ | 62.5 |
16 | マデイラ | 168.3 |
函館記念(GⅢ) 2016年 注目馬・穴馬
6枠 12番 ネオリアリズム
前走の小倉大賞典(G3)では、内を通った馬たちが上位となる中
外を回っての3着と大健闘の本馬。
今回と同じ距離の2000Mで7戦を使われ3勝、2着1回をマーク。
洋芝(札幌コース)でも2勝を挙げ、適性の高いことから注目
している一頭だ。
本馬はネオユニヴァース産駒であるが、競馬場別の産駒成績を
見ると、函館競馬場と阪神競馬場での勝率&複勝率が高いこと
にも注目している。
さらにネオユニヴァース産駒は、重賞は休み明け(前走との間隔
10週以上)に好走するようで、約5ヶ月ぶりのレースとなる今回
メンバー的に見ても、上位への食い込みが期待される。
まだ5歳なので伸びしろは十分に期待でき、ベスト条件となる
今回は軽視できない存在であろう。
8枠 16番 ファントムライト
本馬の最大の強調材料は、今回と同じ2000M戦の安定感である。
その9戦が1勝、2着4回、3着4回と全て馬券に絡む【複勝率100%】
であり注目している一頭だ。
前走の天皇賞(春・G1)は、初の長距離戦&相手強化で14着と
崩れてしまったが、度外視してよいレースだろう。
前々走の中日新聞杯(G3)では2着と、ハンデ重賞で好走しており
ベストな距離に戻るここでは侮れない存在だ。
今回の舞台は初めてとなるが、小回りでも好走できており
これまでも渋った馬場や荒れた馬場でも、苦にすることなく
結果を出してきており初舞台でも心配はなさそうだ。
また本レースは、7歳以上の馬の活躍が期待されるレースであり
今年で7歳となったが年齢の割にキャリアは浅く、まだまだ元気
な本馬に期待したい1戦である。
5枠 10番 ツクバアズマオー
力の要る洋芝コースで強い、ステイゴールド産駒の本馬。
ステイゴールド産駒は今回の舞台での勝率が高く、また
牡馬の場合は3歳の後半から5歳頃までに、絶頂期を迎える
馬が多いというデータもある。
本馬は5歳馬であり、洋芝での戦績がここまで9戦を2勝
2着2回、3着2回(4着3回)という高い適性である。
さらに毎年夏場は北海道遠征をしており、ここでの大崩れ
が考えにくい一頭となった。
また本レースは、前走が巴賞(OP)で【負けた馬】が好走
する傾向にあるようで、本馬は巴賞(OP)で3着となって
いることにも注目している。
さらに今回の舞台とは好相性で、2000M戦を勝ち切れては
いないが安定感は抜群で、かなり要注意な一頭だと感じる。
後半のスピード持続力は間違いなく、展開にロスがなければ
ここでの好走が期待できる一頭だ。
2枠 4番 バイガエシ
本馬の父であるジャングルポケットはグレイソヴリンの血を
持ち、本レースで馬券になっている相性の良い血統。
2015年はグレイソヴリンの血を持つ馬が、1・2着であった。
本馬も洋芝適性が高く4戦で2勝、2着1回(6着1回)の実績。
前走の洞爺湖特別(1000万下)では、今回と同じ舞台で5馬身差
の完勝をしており、今回は格上挑戦となるが十分に戦える力を
感じさせる一頭である。
また2015年の神戸新聞杯(G2)では4着となっており、まだまだ
力を秘めている感もある。
本レース過去5年で4歳以下の馬が8頭出走して、4頭馬券に絡んで
いるが今回のメンバー唯一の4歳馬が本馬だ。
その若さと勢いで、どこまでやれるのか注目したい1戦である。
3枠 5番 マテンロウボス
本馬も前走は巴賞(OP)組であり結果は2着。本レースで好走
傾向の前走巴賞で【負けた馬】であり注目の一頭となった。
また巴賞のときに「狙いは次(本レース)」と、陣営は今回を
メイチの勝負としていたようで、叩き台ながら2着となったこと
は、本馬の状態の良さを表していると感じている。
さらに過去の優勝馬5頭は、いずれも近2走で3着以内に入った
ことのある馬であり、本馬はこのことにも該当している。
近走を見ても大きく崩れることなく走れており、上り33秒台で
走れる脚を持っていることは魅力的だ。
今回は距離延長もプラス材料になり、メンバー屈指の決め手が
活かせる展開となった時は、怖い存在となるであろう。
8枠 15番 ダービーフィズ
2015年の本レース覇者であり、次走の札幌記念(G2)でも3着と
洋芝はこの2戦のみだが、かなり適性は高い本馬。
その後は勝ち星から遠ざかっているが、陣営もここを狙い撃ち
してきたと思われ、注目している一頭だ。
また本レースは【リピーターには要注意】のレースであり
2005年から2007年にかけて3連覇を達成したエリモハリアーや
2009年と2011年には、マヤノライジンが2着で馬券に絡むなど
リピーターを侮れない1戦となっている。
やはり近走不振が気になるところだが、適性的にマッチして
いないレースが多かったように思われ、今回は相手関係も楽に
なりハンデも57kgで収まったことはありがたい。
また【北海道シリーズ】で良さが出ているように、ここで挽回
する余地も十分あるだろう。
今回はチークピーシズを装置し、課題である集中力を高める
とのこと。そして復活の勝利となるか注目したい。
7枠 14番 トゥインクル
2015年の夏は函館&札幌の洋芝コースで3戦し、条件戦ながら
2勝2着1回と、洋芝適性の高さを証明した本馬。
前々走のダイヤモンドS(G3)を雨天で稍重の馬場で圧勝している
ように、力の要る馬場は得意なようだ。
本馬もステイゴールド産駒であり、先述のとおり今回の舞台とは
好相性の血統である。
しかし、ここまでの全5勝を芝2400M以上の戦いで挙げてきた
ステイヤータイプなので、今回は2000M戦への対応が鍵となる。
ただ距離短縮を不安に思い、人気が薄くなるようなら馬券的に
妙味がありそうな一頭だ。
今回も鞍上は函館リーディングで好調を維持している勝浦騎手
であり、本馬にとって【忙しい距離】をどうこなすのか注目
したい1戦だ。
プロキオンS(GⅢ) 2016年 枠順発表 予想オッズと注目馬と穴馬
プロキオンS(GⅢ)枠順発表 中京競馬場 ダート1400m 2016年7月10日
枠 | 馬番 | 馬名 | 年齢 | 性別 | 斤量 | 騎手 |
1 | 1 | ワンダーコロアール | 7 | 牡 | 56.0kg | 福永祐一 |
2 | 2 | カフジテイク | 4 | 牡 | 56.0kg | 幸 英明 |
3 | グレープブランデー | 8 | 牡 | 58.0kg | 和田竜二 | |
3 | 4 | ブライトライン | 7 | 牡 | 56.0kg | 石橋修 |
5 | クラリティスカイ | 4 | 牡 | 58.0kg | C・ルメール | |
4 | 6 | ムスカテール | 8 | 牡 | 57.0kg | 藤岡康太 |
7 | ワイドバッハ | 7 | 牡 | 56.0kg | 武豊 | |
5 | 8 | ダノングッド | 4 | 牡 | 56.0kg | 丸田恭介 |
9 | キングズガード | 5 | 牡 | 56.0kg | 川田将雅 | |
6 | 10 | ニシケンモノノフ | 5 | 牡 | 56.0kg | 岩田康誠 |
11 | マルカフリート | 10 | 牡 | 56.0kg | 秋山真一郎 | |
7 | 12 | ポメグラネイト | 5 | 牡 | 56.0kg | 松山弘平 |
13 | タガノトネール | 6 | セン | 57.0kg | 松若風馬 | |
8 | 14 | ノボバカラ | 4 | 牡 | 57.0kg | M・デムーロ |
15 | キクノストーム | 7 | 牡 | 57.0kg | 国分恭介 |
プロキオンS(GⅢ) 2016年予想オッズ
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
1 | ノボバカラ | 2.7 |
2 | キングズガード | 3.9 |
3 | ニシケンモノノフ | 5.1 |
4 | タガノトネール | 8.4 |
5 | ブライトライン | 9.9 |
6 | ワイドバッハ | 14.4 |
7 | グレープブランデー | 15.2 |
8 | クラリティスカイ | 17.2 |
9 | カフジテイク | 22.0 |
10 | ダノングッド | 32.2 |
11 | ポメグラネイト | 81.8 |
12 | キクノストーム | 100.4 |
13 | ワンダーコロアール | 106.9 |
14 | マルカフリート | 109.1 |
15 | ムスカテール | 249.7 |
プロキオンS(GⅢ) 2016年 注目馬・穴馬
3枠 4番 ブライトライン
2013年にみやこS(G3)を勝利し、ジャパンカップダート(G1)
でも4着となった実力馬。
もともとは芝で使われていた転向組であり、ダート初戦の
京葉S(OP)では、これまでの追い込み競馬から先行する競馬
へと脚質を変え3着と大健闘。ダート適性の高さを証明した
1戦であった。
その後ダート路線で活躍するが、2015年ケガで長期休養を余儀
なくされ2016年に復帰。初戦となった3走前のポラリスSで3着と
なり、復調の気配を漂わせた。
そして前走のオアシスS(OP)では、斤量58Kgながら直線では鋭く
伸びて勝利を飾り実力馬の存在を示した。
今回の舞台は初めてだが、左回り(東京コース)では2勝して
おり、クセがなくペースなりの位置で走れる注目の一頭である。
7枠 13番 タガノトネール
2015年の本レースで4着となった本馬。レベルの高いメンバーの
中で健闘した結果である。
今年は根岸S(G3)4着→フェブラリーS(G1)6着→かきつばた記念
(G3) 4着と善戦どまりとなっている。
前走のかきつばた記念(G3) の敗因は、フェブラリーS(G1)後の
休み明けということが考えられるが、これまでは強い相手との
レースでも、しっかり持ち味を出してきたタイプである。
特に夏場は調子も良く、スムーズに先行できた時には怖い存在
となるであろう。
また母父がキングカメハメハであり、本レース好走血統のキング
マンボ系の血を持つことにも注目だ。
今回のメンバーを見る限り、2015年と比べるとレベルが落ちて
いる感があり、チャンスは充分ありそうな一頭だ。
6枠 10番 ニシケンモノノフ
2011年3月11日・東日本大震災の当日に生まれた本馬。
1400Mの適性が高く、ダート1400M戦の連対率は61%という驚異の
数字を持つ、注目の一頭だ。
また今年に入ってからの3戦で2勝、2着1回と安定した走りっぷり。
さらに2戦連続で、上がり最速をマークしているところを見ると
着実に力をつけてきている印象である。
本レースの好走傾向を見ると、東京・ダート1400Mで実績のある
馬や前走がOP特別組、近2走以内に連対している馬などが見られ
本馬は東京・ダート1400Mで2着&前走OP組&近2走連対であり
好走傾向にピッタリだ。
今回の舞台は初めてとなり、相手強化や左回りコースの実績がない
ことなど不安材料もあるが、力をつけてきたこの夏は侮れない。
1枠 1番 ワンダーコロアール
前走アハルテケS(OP)では内枠を活かして、スタート後にハナへ
その後は粘り切って7番人気→3着と好走。
勝ち馬とは0.1秒差であり、斤量が1Kg重かったことを考慮すれば
健闘した結果であろう。
本レースでは前に行った馬が馬券に絡むことが多く、また近2走
以内に逃げや、先行経験がある馬が好走傾向にあるようだ。
本馬は近2走、逃げと先行の競馬で掲示板入りをしており好走傾向
に該当していることから注目している一頭だ。
さらに今回の舞台と似ている東京コースは割と得意であり、大きく
崩れることなく走れている。
同じ左回りで直線の坂の地点も近い東京コースが得意なら、これが
今回、噛み合う要素になるのではと期待している。
3枠 5番 クラリティスカイ
2015年のNHKマイルC(G1)で、芝のマイルを制した本馬が今回
初ダートに挑むこととなり注目している。
初のダート戦で、走ってみないことには何とも言えない部分も
あるのだが、血統面はダートをこなしても何ら不思議はない
血統背景だ。
父がクロフネ、母父がスペシャルウィークという血統背景を
見ると「もしかしたら」と期待させる一頭である。
父クロフネは、2001年のNHKマイルC(G1)を制した秋にダート
へ転向し、武蔵野S(G3)を勝利→ジャパンカップダート(G1)
では圧勝。同年のJRA賞最優秀ダートホースにも輝いている。
陣営もこの段階でダートに矛先を向けたのには勝算あっての
ことであろうし、ここでめどが立てば今後の選択肢も増える
ことになる1戦だ。
今回、前々で走ることができ砂を被らずにレースを運ぶことが
できたら面白い存在となるであろう。
2枠 3番 グレープブランデー
2013年のフェブラリーS(G1)の覇者であるが、その後は勝ち星
から遠ざかっている本馬。
しかし近走はダート1200~1400Mでの好走も見られるようになり
復調の兆しが感じられる一頭だ。
また2015年8月のエルムS(G3)2着をはじめ、ここまで7・8月の
好走実績もあるので夏場は強い方だと思われる。
前走の東京スプリント(G3)では、1200M戦で2着に好走しており
8歳となった現在もまだまだ健在である。
今回のメンバーに入っても、スピードはひけを取らないと思われ
好位からしっかりと反応できるので、1200M→1400Mにも問題なく
対応できそうで、ここでは軽視できない存在となった。
七夕賞(GⅢ) 2016年 枠順発表 予想オッズと注目馬と穴馬
七夕賞(GⅢ)枠順発表 福島競馬場 芝2000m 2016年7月10日
枠 | 馬番 | 馬名 | 年齢 | 性別 | 斤量 | 騎手 |
1 | 1 | マイネルラクリマ | 8 | 牡 | 57.5kg | 柴田大知 |
2 | クリールカイザー | 7 | 牡 | 57.0kg | 田辺裕信 | |
2 | 3 | メイショウナルト | 8 | セン | 56.0kg | 津村明秀 |
4 | ダコール | 8 | 牡 | 58.0kg | 小牧太 | |
3 | 5 | マーティンボロ | 7 | 牡 | 57.0kg | 鮫島克駿 |
6 | マジェスティハーツ | 6 | 牡 | 56.0kg | 横山典弘 | |
4 | 7 | ヤマニンボワラクテ | 5 | セン | 55.0kg | 藤懸貴志 |
8 | アルバートドック | 4 | 牡 | 57.0kg | 戸崎圭太 | |
5 | 9 | バーディーイーグル | 6 | 牡 | 54.0kg | 吉田豊 |
10 | ルミナスウォリアー | 5 | 牡 | 55.0kg | 柴山雄一 | |
6 | 11 | メイショウカンパク | 9 | 牡 | 51.0kg | 江田照男 |
12 | オリオンザジャパン | 6 | セン | 53.0kg | 内田博幸 | |
7 | 13 | ウインリバティ | 5 | 牝 | 52.0kg | 石川裕紀人 |
14 | ステラウインド | 7 | 牡 | 56.0kg | 蛯名正義 | |
8 | 15 | ナカヤマナイト | 8 | 牡 | 57.0kg | 柴田善臣 |
16 | シャイニープリンス | 6 | 牡 | 56.5kg | 北村友一 |
七夕賞(GⅢ) 2016年予想オッズ
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
1 | アルバートドック | 4.2 |
2 | ヤマニンボワラクテ | 4.8 |
3 | シャイニープリンス | 5.3 |
4 | ダコール | 6.5 |
5 | ルミナスウォリアー | 6.7 |
6 | マジェスティハーツ | 12.5 |
7 | バーディーイーグル | 15.2 |
8 | マイネルラクリマ | 15.7 |
9 | メイショウナルト | 22.2 |
10 | ステラウインド | 26.4 |
11 | ウインリバティ | 29.1 |
12 | マーティンボロ | 32.4 |
13 | クリールカイザー | 35.0 |
14 | オリオンザジャパン | 72.8 |
15 | ナカヤマナイト | 74.9 |
16 | メイショウカンパク | 164.2 |
七夕賞(GⅢ) 2016年 注目馬・穴馬
3枠 5番 マーティンボロ
2016年の3戦はマイル路線で戦ってきたが、スピード適性が
なかったこともあり案外の成績の本馬。
しかし2014年の活躍には目覚ましいものがあり、6戦で3勝
2着1回、3着1回をマーク。1800Mで1戦、2000Mで5戦を使われ
た結果であり、本来なら2000M辺りがベストだと思う一頭だ。
本レースでは前走1600M組との相性が良く、また前走との
間隔が10週以上開いてる馬の好走が見られるようである。
本馬は前走1600Mからの距離延長、しかもベストな距離で
あり、前走の読売マイラーズ(G2)から10週以上の間隔で
挑んできたことに注目している。
さらに本レース、大波乱濃厚と言われる名物レースであり
「こういう馬が忘れた時にやってくる」そんな1戦である
ことにも期待している。
2枠 4番 ダコール
本レースに過去2度挑戦しており2013年に5着、2014年は
4着と健闘している本馬。
また同じ舞台の福島記念(G3)で3着、福島民放杯(OP)
でも2着と好走していることに注目だ。
今年は前々走の小倉大賞典(G3)で2着、前走の新潟大賞典
(G3)は4着と、G1以外では大崩れしない走りをみせており
コンスタントな成績が魅力的な一頭だ。
後半のスピード持続力は今回のメンバー中でも上位であり
追い込み脚質だが、小回りへの適性も高くどのコースでも
対応できる、頼もしい古豪である。
ほとんどのレースで賞金を獲得して帰ってくる、何とも
馬主孝行な馬であり、ここでも強く推すかは別として外せ
ない一頭である。
4枠 7番 ヤマニンボワラクテ
今年はアメリカジョッキーC(G2) 5着→中日新聞杯(G3)
4着→福島民報杯(OP)3着と勝利には届かずの本馬。
前走の天皇賞(春・G1)では、相手関係が強すぎたことや
一気に1200Mの距離延長に対応できず、17着と大敗した。
しかし2000M戦で3勝、2200M戦で1勝と中距離での実績があり
ベストな距離に戻る今回は期待したい一頭だ。
また福島・芝コースでの4戦が2勝2着1回、3着1回の実績で
あり適性は高く、単純に福島実績を評価したいところだ。
馬名の【ボワラクテ】は、フランス語で天の川、銀河という
意味であり【七夕賞】と【天の川】何かを期待させる馬名だ。
2枠 3番 メイショウナルト
2013年8月に小倉記念(G3)、2014年7月には本レースを優勝と
夏場のレースに強い印象の本馬。
ここまで全6勝を挙げているが、うち4勝が小回りコースであり
今回のコース適性も問題はないであろう。
今回は恐らく本馬がハナを切ると予想されるが、先に行く馬が
いれば、2番手で控える競馬も出来るのは強みだ。
また、本レースではニジンスキーの血を持つ馬が好走しており
2013年に7番人気→2着のトレイルブレイザー&14番人気→3着の
タガノエルシコ、2014年は5番人気→1着の本馬、2015年には
16番人気→3着のマデイラがいる。
先述のとおり【毎年荒れ放題】のレースであり、ニジンスキー
の血を持つ馬が穴をあけていることに注目だ。
3枠 6番 マジェスティハーツ
前走は本レースと好相性の鳴尾記念(G3)で5着と掲示板を確保。
2015年の鳴尾記念(G3)で2着→関屋記念(G3)でも2着と好走が
続いた後、ダートで1度使われるなどしたが案外の成績の本馬。
しかし前走の鳴尾記念では、粘って5着に食い込みレース内容も
良く、そろそろ巻き返しに期待したい一頭だ。
また本レース過去10年の3着以内馬、28頭のうち23頭は5,6歳馬
であり、前走はG3組とOP特別組が活躍する傾向にあるようだ。
さらに【関西馬】は単勝・複勝回収率ともに100%を超えている
とのデータもあり、6歳馬&前走G3組&関西馬(栗東)の本馬を
軽視できない1戦となった。
5枠 9番 バーディーイーグル
デビューから26戦をダートで使われてきた本馬だが、6歳の春に
芝へ転戦した後、才能が開花した本馬。
芝の3戦を4着→3着→1着と絶好調、上昇気流にのっている。
まだ底を見せていない強みがあり、上り馬ということから注目
している一頭だ。
本馬の芝路線での再生劇は、馬自身が確実に変わったことを
示しており、以前は弱かったヒザや球節がしっかりして動くよう
になったと、陣営も仕上がりに満足の様子だ。
不安材料は小回りコースの対応と、馬場状態が悪くなった時に
どうかということだが、本馬も好走血統のニジンスキーを母方に
持っており、勢いがある今なら重賞初挑戦・初制覇も夢じゃない。
ラジオNIKKEI賞(GⅢ) 2016年 枠順発表 予想オッズと注目馬と穴馬
ラジオNIKKEI賞(GⅢ)枠順発表 福島競馬場 芝1800m 2016年7月3日
枠 | 馬番 | 馬名 | 年齢 | 性別 | 斤量 | 騎手 |
1 | 1 | ゼーヴィント | 3 | 牡 | 54.0kg | 戸崎圭太 |
2 | キングハート | 3 | 牡 | 52.0kg | 嘉藤貴行 | |
2 | 3 | アップクォーク | 3 | 牡 | 53.0kg | 柴山雄一 |
4 | ジョルジュサンク | 3 | 牡 | 56.0kg | 田辺裕信 | |
3 | 5 | ストーミーシー | 3 | 牡 | 56.0kg | 江田照男 |
6 | ダイワドレッサー | 3 | 牡 | 53.0kg | 石川裕紀人 | |
4 | 7 | ミライヘノツバサ | 3 | 牡 | 53.0kg | 内田博幸 |
8 | トモトモリバー | 3 | 牡 | 50.0kg | 丸田恭介 | |
5 | 9 | カープストリーマー | 3 | 牡 | 53.0kg | 中谷雄太 |
10 | ナイトオブナイツ | 3 | 牡 | 54.0kg | 松山弘平 | |
6 | 11 | ミエノドリーマー | 3 | 牡 | 53.0kg | 蛯名正義 |
12 | ロードヴァンドール | 3 | 牡 | 53.0kg | 四位洋文 | |
7 | 13 | ピックミータッチ | 3 | 牡 | 53.0kg | 杉原誠人 |
14 | カネノイロ | 3 | 牡 | 52.0kg | 田中勝春 | |
8 | 15 | アーバンキッド | 3 | 牡 | 56.0kg | 福永祐一 |
16 | ブラックスピネル | 3 | 牡 | 57.0kg | 武豊 |
ラジオNIKKEI賞(GⅢ) 2016年予想オッズ
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
1 | ブラックスピネル | 2.4 |
2 | ゼーヴィント | 5.1 |
3 | アーバンキッド | 5.3 |
4 | ジョルジュサンク | 6.8 |
5 | ミライヘノツバサ | 10.6 |
6 | ロードヴァンドール | 11.2 |
7 | ストーミーシー | 13.7 |
8 | アップクォーク | 21.7 |
9 | ダイワドレッサー | 27.4 |
10 | ナイトオブナイツ | 48.8 |
11 | ピックミータッチ | 65.0 |
12 | ミエノドリーマー | 114.3 |
13 | トモトモリバー | 120.5 |
14 | カープストリーマー | 126.3 |
15 | カネノイロ | 179.0 |
16 | キングハート | 346.3 |
ラジオNIKKEI賞(GⅢ) 2016年 注目馬・穴馬
1枠 1番 ゼーヴィント
本レース過去5年で3勝を挙げているディープインパクト産駒
であり、母は2004年のスプリンターズSで5着など短距離で
7勝を挙げた、シルキーラグーンである本馬。
父譲りの瞬発力に、母のスピード能力を併せ持つ一頭だ。
前走のプリンシパルS(OP)は3着となったが、2016年初戦から
ここまで4戦連続で上がり最速をマーク。
また今回と同じ右回りコース(中山)で2勝、同じ距離の1800M
でも1勝しており、初舞台の福島でも問題はなさそうだ。
ある程度の器用さも持っており、後半のスピードは間違いなく
末脚勝負になった時は怖い存在であろう。
重賞初挑戦となるが伸びしろがあり、今回のメンバーにも
引けを取らないだけのポテンシャルを秘めている魅力的な
一頭といえるだろう。
2枠 3番 アップクォーク
前走は新潟1800Mの早苗賞(500万下)を勝利し、参戦して
きた本馬。3ヶ月の休養を挟み叩き2戦目となる今回、状態は
より上がってくると思われ注目している。
休養後は馬体が逞しくなり、右肩上がりの成長曲線を感じ
させる期待の一頭だ。
また本馬はデビューから4戦すべてを一貫して、1800M戦で
使われ2勝、2着1回(4着1回)をマーク。
今回と同じ右回りコースも中山で経験しており、2着と好走
していることからも適性は問題ないであろう。
本レースで注目したい点に、2007年のロックドゥカンブや
2011年のフレールジャックなどが、本レースに2戦2勝で挑み
好走していることだ。
本馬も近2走を2戦2勝であり、ここでは侮れない存在となった。
7枠 13番 ピックミータッチ
本馬の父ゼンノロブロイが2015年の福島牝馬S(G3)9番人気→
2着馬のリラヴァティや、2016年の福島牝馬S(G3)1番人気→
2着馬のシャルールという、今回と同じ舞台で好走した馬を
輩出していることから注目している一頭だ。
また叔母のシンコウラブリイも、今回と同じ舞台で1992年の
ラジオたんぱ賞(G3)を勝利しており興味深く、福島の重賞で
活躍している血統という印象から、軽視できない存在となった。
本馬にとって初の福島コースとなるが、2015年12月の未勝利で
中山の小回りを経験し、2着に好走している。
さらに前走では、東京コースでの速い上がりにすんなりと対応
するなど、将来性は十分で今後の活躍が楽しみな一頭である。
5枠 10番 ナイトオブナイツ
ここまでの9戦すべて、今回と同じ右回りコースで使われ2勝を
マーク。戦績を見ると大きな崩れがなく、不器用さを感じさせ
ないタイプである。
前走のあやめ賞(500万下)で1800Mを勝利し、2勝目をマーク。
終い33.4秒の末脚で差し切っており、距離適性は問題なさそうだ。
また、あやめ賞では京都・1800Mのスピード勝負に対応できており
ペースが落ちない流れは合いそうな一頭だ。
さらに本レース過去10年の好走馬の斤量を見ると、斤量54~55Kg
の馬が多く好走しており、54Kgの本馬はこのデータに該当。
1800Mという距離は「テンに焦らず運べる」と鞍上の松山騎手
もコメントしており、ためることができた時の末脚に期待だ。
6枠 12番 ロードヴァンドール
前走のメルボルンT(500万下)を快勝しての挑戦で、今回の
メンバー的には単騎逃げも予想される本馬。
ここまでの6戦すべてでハナを切っており、今回も要注意の
存在であろう。
また本馬は逃げてからの直線でも、ひと伸び出来るタイプ
であり、ここまで掲示板を外していない堅実さが魅力的だ。
前走で2勝目を挙げたばかりだが、ここでの大崩れは考え
にくい注目の一頭だ。
本馬はスタートと二の脚、共に悪くないのでマイペースに
恵まれる展開となれば残れる可能性もある。
デビュー以来ハナを譲ったことがない本馬が、今回は
人気馬達とどう勝負していくのかが楽しみな1戦である。
2枠 4番 ジョルジュサンク
前々走の皐月賞でG1に初挑戦したが、ハイペースに巻き込まれて
結果は16着と大敗した本馬。
しかし、その皐月賞を除けばここまで掲示板を外すことはなく
堅実なタイプであることから注目している。
本馬の武器は先行力であるが、重賞初挑戦だった京都2歳S(G3)
では、それまでとは違う脚質で4着に好走。
3ハロン33.7秒(推定)の末脚を見せ、瞬発力も兼ね備えている
ことを示している。
先行力と瞬発力を持ち、機動力があるので小回りの福島コースは
向きそうな予感だ。
また前走の外回りコース(京都)から、今回は内回りコースに
変わることもプラスになると思われ、ここでの好走に期待したい
一頭となった。
CBC賞(GⅢ) 2016年 枠順発表 予想オッズと注目馬と穴馬
CBC賞(GⅢ)枠順発表 中京競馬場 芝1200m 2016年7月3日
枠 | 馬番 | 馬名 | 年齢 | 性別 | 斤量 | 騎手 |
1 | 1 | ジョディーズロマン | 6 | 牝 | 48.0kg | 酒井 学 |
2 | 2 | エイシンブルズアイ | 5 | 牡 | 57.0kg | 石橋修 |
3 | 3 | スノードラゴン | 8 | 牡 | 58.5.kg | 大野拓弥 |
4 | 4 | メイショウライナー | 6 | 牡 | 54.0kg | 秋山真一郎 |
5 | ベルカント | 5 | 牝 | 55.5.kg | 藤岡康太 | |
5 | 6 | ラインスピリット | 5 | 牡 | 55.0kg | 森一馬 |
7 | ラヴァーズポイント | 6 | 牝 | 50.0kg | 松若風馬 | |
6 | 8 | ワキノブレイブ | 6 | 牡 | 56.0kg | 浜中俊 |
9 | サドンストーム | 7 | 牡 | 56.0kg | C・ルメール | |
7 | 10 | シンデレラボーイ | 6 | 牡 | 54.0kg | 川田将雅 |
11 | レッドファルクス | 5 | 牡 | 56.0kg | M・デムーロ | |
8 | 12 | ベルルミエール | 5 | 牝 | 53.0kg | 太宰啓介 |
13 | サクラアドニス | 8 | 牡 | 53.0kg | 和田竜二 |
CBC賞(GⅢ) 2016年予想オッズ
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
1 | エイシンブルズアイ | 2.4 |
2 | ベルカント | 4.1 |
3 | スノードラゴン | 4.6 |
4 | サドンストーム | 8.0 |
5 | レッドファルクス | 9.0 |
6 | ワキノブレイブ | 15.8 |
7 | シンデレラボーイ | 15.9 |
8 | ベルルミエール | 24.7 |
9 | ラヴァーズポイント | 31.0 |
10 | ラインスピリット | 44.6 |
11 | メイショウライナー | 61.3 |
12 | サクラアドニス | 191.1 |
13 | ジョディーズロマン | 338.9 |
CBC賞(GⅢ) 2016年 注目馬・穴馬
4枠 5番 ベルカント
2015年のサマースプリントシリーズを制した女王であり
牝馬では実績NO1といえる注目の一頭。
暑い時期こそ体調が良い本馬は、これまで7月~9月初旬の
成績が6戦3勝。気温が上がれば上がるほど調子も上がる
夏馬である。
また本馬はサクラバクシンオー産駒だが、本コースで
最も実績を残している産駒である。
さらに本レース過去4年で【斤量55.5kg以上の牝馬】が
5頭出走して、5頭も馬券になっているので外すことは
できない一頭となった。
唯一の不安材料といえば、海外遠征明けということだが
本レースでは2014年トーホウアマポーラ→2015年ウリウリ
と2年続けて牝馬が勝っており、ここでは軽視できない
存在であろう。
3枠 3番 スノードラゴン
長期休養明けで挑んだ2015年のオーシャンS(G3)では
年齢的な衰えを感じさせない伸びを見せて3着と好走。
8歳となった本馬が、G1馬の実力を見せた1戦であった。
本馬の父アドマイヤコジーンは引退まで息の長い活躍を
した名馬であることから、父譲りの血統を感じる一頭だ。
そのアドマイヤコジーン産駒には、2012年・2013年と
本レースを連覇したマジンプロスパーがいる。
また本レースの傾向に、斤量が重い馬の好走が見られ
前述のマジンプロスパーや2012年3着のダッシャーゴーゴー
2013年2着のハクサンムーンなど、実力馬が重い斤量を
背負って好走していることに注目だ。
本レース過去4年のデータにも【斤量57.5kg以上の牡馬】
に注意とあり、5頭出走して5頭が馬券になっており
本馬がここで好走しても不思議ではない1戦だ。
7枠 11番 レッドファルクス
本馬はダートも芝も走れる兼用タイプであり、前走は
欅S(OP)でダート1400M戦を勝利している。
今回の舞台の中京・芝コースでは、2015年にトリトンS
(1600万下)で同じ距離の1200Mを勝利。
3歳未勝利でも1400Mを勝利しており、2戦2勝と高い適性
であることに注目している。
また叔母に、1998年JRA賞最優秀2歳牝馬のスティンガー
がいる血統であり、主にダートを使われてきた馬だが芝
での好走も期待できる一頭だ。
陣営は来年の高松宮記念(本レースと同じ舞台)を見据
えており、上々の仕上がりで挑んできている。
今回は芝の重賞初挑戦となるが、パワーがありここに
きての上昇度からも侮れない存在であろう。
8枠 12番 ベルルミエール
2015年の本レースでは混戦だった2着争いに加わっており
結果は僅差の4着となった本馬。
前述のように本レースでは2年続けて牝馬が勝利しており
先週の宝塚記念(G1)も強豪牡馬を相手に、マリアライトが
制覇するなど“夏は牝馬”と言いたくなる好走ぶりだ。
本レース過去4年のデータに【4歳・5歳馬】と【距離短縮馬】
に注意とあり、5歳牝馬で前走が1400M戦からの距離短縮で
挑んできた本馬には要注意であろう。
脚質は前目から抜け出して、しぶとく踏ん張れるタイプの
ようで本レースに向いているとの声もある。
近走はゲートが課題のようだが、十分に地力を備えている
一頭であり好走を期待したい1戦だ。
7枠 10番 シンデレラボーイ
近2走のOP特別を鞍馬Sで5着→安土城Sで4着と健闘を続けて
おり、地力強化を感じさせる本馬。
今回は長篠S(1600万下)で勝利した舞台に替わることから
ここでの変わり身が期待できる一頭だ。
また中京コースでは3戦2勝、2着1回というコース巧者である
ことにも注目しており、さらに今回の鞍上は川田騎手を予定
していることも好材料だ。
川田騎手は本レースとの相性が良く、直近5年で2回馬券に
絡んでいるようで軽視できない存在。
本レースでは、同じ左回りの東京・芝1400Mで実績のある馬
には注意との声もあり、本馬は東京・芝1400Mで5戦を経験。
結果は2着2回4着2回と相性は悪くなく、近年好走傾向にある
【距離短縮馬】であることにも注目だ。
5枠 6番 ラインスピリット
3走前に中京・芝1400MでトリトンS(1600万下)を勝利し
その後、2戦はOP特別で善戦して挑んできた本馬。
本馬も本レースで好走傾向にある【距離短縮馬】であり
現コースになってから、圧倒的に好走している5歳馬と
いうことから注目している一頭だ。
本馬の父スウェプトオーヴァーボードがミスプロ系で
パワー型、母方が持つトニービンの血は本レースの注目
血統であることも興味深い。
本レース2015年2着のダンスディレクターが近親にいる
ことも、好走を期待させる血統背景だ。
スタートの良さや血統、距離短縮と好材料も揃い、ここで
勝ち切るのは難しくとも馬券に絡んでくれそうな予感だ。
宝塚記念(GⅠ) 2016年 枠順発表 予想オッズと注目馬と穴馬
宝塚記念(GⅠ)枠順発表 阪神競馬場 芝2200m 2016年6月26日
枠 | 馬番 | 馬名 | 年齢 | 性別 | 斤量 | 騎手 |
1 | 1 | フェイムゲーム | 6 | 牡 | 58.0kg | 柴山雄一 |
2 | アンビシャス | 4 | 牡 | 58.0kg | 横山典弘 | |
2 | 3 | キタサンブラック | 4 | 牡 | 58.0kg | 武豊 |
4 | ワンアンドオンリー | 5 | 牡 | 58.0kg | 田辺裕信 | |
3 | 5 | シュヴァルグラン | 4 | 牡 | 58.0kg | 福永祐一 |
6 | ラストインパクト | 6 | 牡 | 58.0kg | 川田将雅 | |
4 | 7 | ラブリーデイ | 6 | 牡 | 58.0kg | C・ルメール |
8 | ステファノス | 5 | 牡 | 58.0kg | 戸崎圭太 | |
5 | 9 | ドゥラメンテ | 4 | 牡 | 58.0kg | M・デムーロ |
10 | カレンミロティック | 8 | セン | 58.0kg | T.ベリー | |
6 | 11 | トーホウジャッカル | 5 | 牡 | 58.0kg | 酒井 学 |
12 | サトノノブレス | 6 | 牡 | 58.0kg | 和田竜二 | |
7 | 13 | タッチングスピーチ | 4 | 牝 | 56.0kg | 浜中俊 |
14 | ヒットザターゲット | 8 | 牡 | 58.0kg | 小牧太 | |
8 | 15 | サトノクラウン | 4 | 牡 | 58.0kg | 岩田康誠 |
8 | 16 | マリアライト | 5 | 牝 | 56.0kg | 蛯名正義 |
8 | 17 | ヤマカツエース | 4 | 牡 | 58.0kg | 池添謙一 |
宝塚記念(GⅠ) 2016年予想オッズ
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
1 | ドゥラメンテ | 2.2 |
2 | キタサンブラック | 4.0 |
3 | アンビシャス | 6.6 |
4 | ラブリーデイ | 11.0 |
5 | ステファノス | 13.7 |
6 | シュヴァルグラン | 13.9 |
7 | マリアライト | 14.1 |
8 | トーホウジャッカル | 19.5 |
9 | サトノクラウン | 25.2 |
10 | サトノノブレス | 29.5 |
11 | ラストインパクト | 53.0 |
12 | カレンミロティック | 77.5 |
13 | タッチングスピーチ | 80.9 |
14 | ヤマカツエース | 85.9 |
15 | フェイムゲーム | 100.1 |
16 | ワンアンドオンリー | 144.3 |
17 | ヒットザターゲット | 187.2 |
宝塚記念(GⅠ) 2016年 注目馬・穴馬
6枠 12番 サトノノブレス
2015年は体調不良と夏バテの影響で本レースをパスした本馬。
今年は万全の仕上げで挑んできた注目の一頭である。
前走の鳴尾記念(G3)では、前目から良いレースをして勝利。
1分57秒6の快レコードで4つ目の重賞タイトルを獲得した。
その鳴尾記念(G3)経由組は、ここ3年連続で参戦馬が連対に
絡んでいて軽視できない存在だ。
また本馬は小倉記念(G3)、中日新聞杯(G3)、鳴尾記念(G3)と
小回りのG3で勝利しており、今回の舞台は得意なタイプだけに
不気味な存在だと言えるだろう。
さらに今回の好材料は、鞍上が和田竜二騎手であることだ。
和田騎手は6月18日と19日の阪神コースでなんと、7勝2着4回を
挙げる活躍を見せており、まさに絶好調の鞍上だ。
ここ2年で何度もコンビを組んでいる鞍上と悲願達成となるか
注目したい1戦である。
8枠 16番 マリアライト
2015年夏の段階では一介のオープン馬だった本馬だが
秋のエリザベス女王杯(G1)では、名牝馬を相手に見事
勝利し、GIホースへと駆け上がった。
その後も有馬記念(G1)4着→日経賞(G2)3着→目黒記念(G2)
2着と、牡馬との混合重賞で結果を出し続けてきており
ここにきて地力強化が著しく、スタミナ的な持続力に優れた
魅力的な一頭である。
またこれまでの全5勝中、重馬場(500万下)で1勝、稍重の
エリザベス女王杯(G1)でも1勝と道悪でも好走しており
時期的に道悪になる可能性が高い今回、本馬とっては
有利になる場合もあるだろう。
さらに、ここ3年に限ってだが牝馬が馬券圏内に絡んできて
おり、ジェンティルドンナ、ヴィルシーナ、デニムアンドルビー
と脚質に関係なく活躍していることにも注目だ。
4枠 8番 ステファノス
本馬は前走の鳴尾記念(G3)を海外遠征明けにも関わらず
前述のサトノノブレスに2着と好走。
本レースと相性の良い鳴尾記念(G3)経由組ということで
無視できない一頭となった。
少々地味な印象の本馬だが、2015年の天皇賞(秋・G1)でも
10番人気→2着と穴を開けており、忘れてはならない存在だ。
充実度は本物であり、休み明けを1度使われた今回のパフォー
マンスにも注目したい。
本馬はディープインパクトを父に持ち、母父のクロフネは
JRA賞最優秀ダートホースに選ばれた名馬という、タフな
馬場に強いタイプである。
そして母父がヴァイスリージェント系であることは、2015年
本レース3着のショウナンパンドラと同じであり興味深い。
さらに鞍上は、春のG1では主役級の活躍ぶりだった戸崎騎手
であり、ここでは軽視できない一頭である。
6枠 11番 トーホウジャッカル
本馬は2015年4歳時に本レースに参戦、爪の不安を抱えての
出走であったが4着と健闘。しかし次走の札幌記念(G2)の
後は休養となり、今年3月に5歳を迎えた。
しかし本馬は2014年、デビューから149日という史上最短で
菊花賞(G1)制覇を成し遂げた一頭である。
さらに菊花賞レコードを1秒以上更新しての勝利という、衝撃
的なエピソードを残している。
2016年初戦の阪神大賞典(G2)は7着に終ったが、前走の天皇賞
(春・G1)では中団での追走から、最後の直線で脚を伸ばして
4着馬とタイム差なしの5着と健闘、強豪相手に健闘している。
今回の相手関係を見ると、少々苦戦を強いられるかも知れない
が復調の追い風を感じる今なら、本馬の復活劇が見られるかも
知れない。
1枠 2番 アンビシャス
本馬が素質の高さを示し始めたのは、2015年秋の3歳時に
古馬一線級を戦ってからであった。
そして今年に入り、前々走の中山記念(G2)で2着→前走の
産経大阪杯(G2)を勝利と、ここにきて本格化の兆しを見せ
始めた一頭である。
また中山記念(G2)ではドゥラメンテに2着、産経大阪杯(G2)
ではキタサンブラックやラブリーデイなど、G1馬5頭に勝利。
並みいる強豪を相手に戦ってきた実績がある。
さらに今回の舞台、阪神内回りの適性は産経大阪杯(G2)で
証明済であり、前述の人気馬をまとめて破る可能性を秘めて
いることに注目だ。
本馬は「未完の大器」と言われているが、ここにきての勢い
は一級品であり期待している1戦である。
5枠 10番 カレンミロティック
8歳馬ながら元気いっぱいであり、前走の天皇賞(春・G1)では
13番人気を覆して2着に好走した本馬。
戦績を見ても、本馬が得意な舞台や適性を計ることができない
何ともいえない「クセ者」であり、気になる一頭である。
2015年の天皇賞(春・G1)でも、3着に好走していることから
京都コース(3200M)が得意なのは理解できる。
しかし2014年の本レースで9番人気→2着と穴を開けたかと
思えば、2015年の参戦では5番人気→13着という結果である。
予測不能なだけに穴に面白い一頭であり、展開次第でまたも
馬券圏内に来るのではと、期待したくなる存在だ。
8歳の古豪だが経験豊富で先行力があり、レースが上手な馬で
あり、まだまだ第一線で活躍してほしいと期待している。
3枠 6番 ラストインパクト
UAE遠征後の帰国初戦となり、6歳にして本レース初挑戦と
なる本馬。ここまで阪神・芝コースで4戦し2着2回、3着1回と
まずまずの相性だ。
未だGIタイトルには手が届いていないが、2014年京都大賞典
(G2)と金鯱賞(G2)を勝利しており、2015年ジャパンC(G1)
では2着の好走実績もある。
王道路線のレースでも、しっかりと存在感を見せてきたこと
から注目している一頭である。
また本レースはこれまでGIに届かなかった馬が、ここで初GI
制覇となることも多く、この舞台で本馬がどんな結果を残す
のか楽しみな1戦だ。
今回の鞍上は、本馬を数々の好走へと導いた川田騎手であり
本馬の初GI制覇となるか注目だ。
函館スプリントS(GⅢ) 2016年 枠順発表 予想オッズと注目馬と穴馬
函館スプリントS(GⅢ)枠順発表 函館競馬場 芝1200m 2016年6月19日
枠 | 馬番 | 馬名 | 年齢 | 性別 | 斤量 | 騎手 |
1 | 1 | レッツゴードンキ | 4 | 牝 | 54.0kg | 吉田隼人 |
2 | ヤマニンプチガトー | 7 | 牝 | 54.0kg | 村田一誠 | |
2 | 3 | シュウジ | 3 | 牡 | 52.0kg | 岩田康誠 |
4 | オデュッセウス | 3 | 牡 | 52.0kg | 戸崎圭太 | |
3 | 5 | エポワス | 8 | セン | 56.0kg | 杉原誠人 |
6 | セイコーライコウ | 9 | 牡 | 57.0kg | 柴田善臣 | |
4 | 7 | オメガヴェンデッタ | 5 | セン | 56.0kg | 武豊 |
8 | ティソーナ | 3 | 牡 | 52.0kg | 柴山雄一 | |
5 | 9 | アクティブミノル | 4 | 牡 | 56.0kg | 藤岡康太 |
10 | スカイキューティー | 6 | 牝 | 54.0kg | 勝浦正樹 | |
6 | 11 | キャンディバローズ | 3 | 牝 | 50.0kg | 菱田裕二 |
12 | ティーハーフ | 6 | 牡 | 56.0kg | 池添謙一 | |
7 | 13 | アースソニック | 7 | 牡 | 56.0kg | 三浦皇成 |
14 | ローレルベローチェ | 5 | 牡 | 56.0kg | 中井裕二 | |
8 | 15 | ファントムロード | 8 | セン | 56.0kg | 藤岡祐介 |
16 | ソルヴェイグ | 3 | 牝 | 50.0kg | 丸田恭介 |
函館スプリントS(GⅢ) 2016年予想オッズ
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
1 | ローレルベローチェ | 4.9 |
2 | シュウジ | 5.0 |
3 | ティーハーフ | 5.1 |
4 | オメガヴェンデッタ | 5.5 |
5 | アクティブミノル | 6.3 |
6 | オデュッセウス | 8.3 |
7 | レッツゴードンキ | 9.9 |
8 | ティソーナ | 18.9 |
9 | アースソニック | 27.2 |
10 | キャンディバローズ | 33.6 |
11 | ソルヴェイグ | 45.1 |
12 | エポワス | 49.0 |
13 | セイコーライコウ | 83.2 |
14 | ファントムロード | 146.2 |
15 | ヤマニンプチガトー | 214.4 |
16 | スカイキューティー | 217.7 |
函館スプリントS(GⅢ) 2016年 注目馬・穴馬
5枠 9番 アクティブミノル
本レースでの好走傾向に【前走が高松宮記念】の馬がおり
過去10年で5回も馬券圏内にきているというデータがある。
本馬は前走の高松宮記念(G1)で16番人気→4着と好走し
今回の舞台でも、2戦2勝という高い適性であることから
注目している一頭だ。
成績不振の時期もあった本馬だが、これまでの逃げの競馬
から逃げない競馬で高松宮記念(G1)を好走しており、復調
気配を見せてくれた1戦だった。
また本馬は7月や9月といった暑い時期に好走しており、得意
の舞台に替わる今回は好材料が揃った1戦と言えるだろう。
戦績を見ると安定感には欠ける馬だが、読めない難儀さゆえ
に、ここでの好走に期待してしまう一頭だ。
2枠 4番 オデュッセウス
前走の橘S(OP)を力強い末脚で勝利した本馬。メンバー中で
最も重い、57kgの別定重量のハンデを押しのけての勝利であり
価値が高い1戦であった。
道中で溜める競馬で良さが出てきたようで、ここにきて充実感
漂う、本レースの好走血統ファルブラヴ産駒だ。
本馬の注目すべき点は、今回参戦の3歳馬の中で1200M戦を2勝
している唯一の馬であり、そのうちの1勝が今回の舞台である
ことだ。
また2015年は、夏の北海道で2勝をマークした洋芝巧者であり
ここでの大崩れは考えにくであろう。
本レース過去10年で3歳馬が5回馬券に絡んでおり、少々地味な
印象ではあるが、将来が楽しみな3歳馬に期待している。
6枠 12番 ティーハーフ
本馬は2015年の本レース勝ち馬であり、次走のキーンランドC(G3)
でも3着と好走。函館や札幌の馬場が得意な洋芝巧者である。
近走は勝ち星から遠ざかっているが、今回の舞台適性は確実に
高いことから注目している一頭だ。
2015年の本レースでは展開に恵まれた面もあったが、直線で2着
以下の馬に2馬身半の差をつけて快勝している。
本レースの好走傾向に、リピーターや函館巧者の活躍が目立つ
ことから実績のある本馬は侮れない存在であろう。
また本レース過去5年のデータに【距離短縮馬】に注意とあり
毎年1頭以上、距離短縮馬が馬券に絡んできている。
本馬はリピーターであり、函館巧者さらに距離短縮馬と好走傾向
にピッタリの気になる一頭だ。
4枠 7番 オメガヴェンデッタ
2015年のサマースプリントシリーズでは、重馬場の今回の舞台で
函館日刊スポーツ杯(1600万下)を勝利した本馬。
次走のキーンランドC(G3)でも4着と掲示板入りをしており
パワーを要求される芝が向くタイプのようだ。
その後はスワンS(G2)で3着、前々走の阪急杯(G3)で2着と重賞で
好走実績を残していることにも注目だ。
またデビュー時はダート戦(京都ダート1400M)で2勝をマーク。
その後の戦績からも、タフな部類の短距離レースに強い印象を
受ける一頭である。
タイプ的に洋芝の今回の舞台も適性内と思われ、好走血統の
ゼンノロブロイ産駒であることも興味深い一頭だ。
7枠 13番 アースソニック
クロフネ産駒が2着・3着という結果だった2015年の本レース。
そして本馬はその時の2着馬であり事実、馬券になっている
血統だけに軽視できない存在だ。
また2014年にも本レースに参戦、今年で3回目のリピーターで
あることにも注目している一頭だ。
近3走は不振が続いているが、戦績を見ると2015年夏頃から
2016年明けまで好走が続いており、重賞3戦で2着1回、3着2回の
実績がある。OPでも3戦で2着2回、3着1回という好走だ。
2014年も夏場に好走しており、暑い時期は得意なタイプのようだ。
今回は鞍上(三浦騎手)を不安視する声も聞こえるが、好走血統
&リピーターという好走傾向に合う馬であり、その声を払拭して
もらいたい1戦である。
6枠 11番 キャンディバローズ
本レース過去10年で、5回馬券に絡んでいる3歳馬ということで
気になる一頭となった本馬。
また過去5年中、3年で2頭ずつ馬券に絡んでいる牝馬である
ことにも注目したい。
さらに本レースでは【芝1400Mの重賞で3着以内の実績がある馬】に
注意との声もあり、本馬は2015年ファンタジーS(G3)で勝利し
前々走のフィリーズレビュー(G2)でも3着と好走実績がある。
本馬の母父は名馬タイキシャトルでスプリンターズS(G1)を制した
馬だ。その血を受け継いでいることも魅力的。
デビュー2戦目の2歳未勝利では、札幌の洋芝(1500M)を非常に
強い内容で勝利しており洋芝適性も感じる。
人気薄ではあるが、意外と期待と実績を兼ね備えているようで
ここは期待したい一頭だ。
ユニコーンS(GⅢ) 2016年 枠順発表 予想オッズと注目馬と穴馬
ユニコーンS(GⅢ)枠順発表 東京競馬場 ダート1600m 2016年6月19日
枠 | 馬番 | 馬名 | 年齢 | 性別 | 斤量 | 騎手 |
1 | 1 | マイネルバサラ | 3 | 牡 | 56.0kg | 柴田大知 |
2 | ビービーサレンダー | 3 | 牡 | 56.0kg | 伊藤工真 | |
2 | 3 | ヤマイチジャスティ | 3 | 牡 | 54.0kg | 大野拓弥 |
4 | ダノンフェイス | 3 | 牡 | 56.0kg | 福永祐一 | |
3 | 5 | ノーモアゲーム | 3 | 牡 | 56.0kg | 西田雄一郎 |
6 | ピットボス | 3 | 牡 | 56.0kg | 幸 英明 | |
4 | 7 | ヴェゼール | 3 | 牡 | 56.0kg | 岩崎翼 |
8 | ピュアコンチェルト | 3 | 牡 | 54.0kg | 津村明秀 | |
5 | 9 | スミレ | 3 | 牡 | 54.0kg | 田中勝春 |
10 | イーグルフェザー | 3 | 牡 | 56.0kg | 吉田豊 | |
6 | 11 | クインズサターン | 3 | 牡 | 56.0kg | 石川裕紀人 |
12 | ゴールドドリーム | 3 | 牡 | 56.0kg | 川田将雅 | |
7 | 13 | ストロングバローズ | 3 | 牡 | 56.0kg | C・ルメール |
14 | グレンツェント | 3 | 牡 | 56.0kg | T.ベリー | |
8 | 15 | ヒロブレイブ | 3 | 牡 | 56.0kg | 武士沢友治 |
16 | レッドウィズダム | 3 | 牡 | 56.0kg | 石橋修 |
ユニコーンS(GⅢ) 2016年予想オッズ
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
1 | ストロングバローズ | 2.1 |
2 | ゴールドドリーム | 2.7 |
3 | グレンツェント | 3.8 |
4 | ダノンフェイス | 12.1 |
5 | クインズサターン | 18.5 |
6 | ピットボス | 54.9 |
7 | レッドウィズダム | 57.6 |
8 | マイネルバサラ | 59.3 |
9 | イーグルフェザー | 60.2 |
10 | スミレ | 105.3 |
11 | ヒロブレイブ | 147.4 |
12 | ヤマイチジャスティ | 191.3 |
13 | ヴェゼール | 195.3 |
14 | ピュアコンチェルト | 347.2 |
15 | ノーモアゲーム | 551.5 |
16 | ビービーサレンダー | 744.1 |
ユニコーンS(GⅢ) 2016年 注目馬・穴馬
6枠 12番 ゴールドドリーム
デビューから見事3連勝と順調に勝ち上がってきた本馬だが
前走の兵庫チャンピオンシップ(G2)では、距離1870Mは
長かったようで、2着と惜しい結果となった。
しかし重賞で2着であり1600Mに戻る今回なら、力は充分に
発揮できる期待の一頭である。
また前々走のヒヤシンスS(OP)では、先日アメリカ3冠を
完走したラニに圧勝。ヒヤシンスS(OP)は今回と同じ舞台で
行われ、例年世代トップクラスのダート巧者が集結している。
そして数多くの一流馬が輩出される【出世レース】でもある。
本馬はゴールドアリュール産駒だが、2014年以降東京ダート
1600Mで26勝という高い数字をマークしている産駒であり
血統的に見ても、ここでの好走が期待できる一頭だ。
7枠 14番 グレンツェント
デビュー戦は芝で使われ5着に終わったが、その後はダートに
転向し好走しており、4戦4連対と高い適性を見せている本馬。
前走の青竜S(OP)で今回と同じ舞台を経験し、勝利している
ことから注目の一頭となった。
青竜S(OP)では、確実な末脚を武器に戦ってきた競馬から
一転、先行する競馬にシフトチェンジをして見事勝利した。
今回の舞台は芝スタートのため、先行有利と言われており
このダートでこの競馬が出来たことは大きな収穫となった。
また、父ネオユニヴァースはサンデー系×母父Kingmamboは
ミスプロ系と血統的にもレース傾向に合う血統であり
ここでの大崩れは考えにくい一頭だと言えるだろう。
2枠 4番 ダノンフェイス
ダート馬らしい逞しい馬体とパワフルな脚さばきが魅力的な
本馬。前走は今回と同じ舞台の青竜S(OP)で他馬よりも1Kg
重い57Kgの斤量で4着に好走。
今回は斤量56Kgで出走予定であり、反応がひと呼吸遅れた感が
ある前走からの巻き返しに期待したい一頭だ。
本レース過去5年のデータに【中央OPのダートで3着以内の
実績がある馬】と【前走1000万クラス以上で4着以内の馬】に
注意とあり、この2つの項目に該当していることにも注目だ。
また本馬の叔母、アイアムアクトレスが2011年の本レースの
勝ち馬という血統も興味深く、今回は相手も強化されるが
力はある馬だけに侮れない存在である。
5枠 10番 イーグルフェザー
ここまで今回と同じ舞台を3戦で使われ、2勝2着1回と高い
適性を示す本馬。
本レース過去10年のデータから【穴馬探し】をしてみると
近2走は1600M以上であり、近3走で1600M以上の500万下かOP
特別で1勝、さらに前走3番人気以内で1着になった馬が好走
しており、この3つの項目に本馬が該当していることにも
注目している。
今回の舞台では、芝スタートをこなせることや長い直線で
いい脚を使えることが求められるが、本馬の高い適性なら
問題はないと思われる。
重賞での戦いとなり相手関係が強化されるが、持ち味である
長くいい脚を使い、道中でまくる競馬ができれば好走が期待
できる一頭である。
6枠 11番 クインズサターン
ここまでの5戦をすべてダートで使われ、2勝2着1回の本馬。
前走の500万下では1番人気に応えて、2着馬に5馬身の差を
つけ差し切りで圧勝した。
この前走を含め、今回と同じ舞台で3戦を経験し掲示板を
外していないことから注目の一頭となった。
また本馬の母父は、2001年にJRA賞最優秀ダートホースに輝いた
クロフネ。本レースの注目血統、ヴァイスリージェント系の
血を持つことにも注目だ。
前々走からブリンカーを着用し集中力がアップ。5月に3歳と
なり馬体もひと回り成長したようだ。
近2走は終い36秒台の脚を使い、充実した結果を残しており
重賞でも侮れない存在と言えるだろう。
3枠 6番 ピットボス
本レースでは【距離短縮組】が圧倒的に好成績を残す傾向に
あるようで、本馬は前走1800M(京都ダート)を勝利し参戦
してきており、注意したい一頭である。
また2004年の勝ち馬ナイキアースワークは前走500万下で
1番人気→1着(京都ダート1800M)、そして本レース1着と
いう結果を残しており、本馬と臨戦過程が同じである。
さらに2009年1着のグロリアスノア、2012年1着のストロー
ハットも、前走は【マイル以上の条件戦を2番人気以内で1着】
という内容で勝ち上がってきており、本馬と共通する興味深い
点である。
本馬も母父がヴァイスリージェント系の血を持ち、少々地味に
映るが性能は高そうな気になる一頭だ。
鳴尾記念(GⅢ) 2016年 枠順発表 予想オッズと注目馬と穴馬
鳴尾記念(GⅢ)枠順発表 阪神競馬場 芝2000m 2016年6月4日
枠 | 馬番 | 馬名 | 年齢 | 性別 | 斤量 | 騎手 |
1 | 1 | メイショウナルト | 8 | セン | 56.0kg | 武豊 |
2 | 2 | プランスペスカ | 6 | 牡 | 56.0kg | 幸 英明 |
3 | 3 | サトノノブレス | 6 | 牡 | 56.0kg | 川田将雅 |
4 | アズマシャトル | 5 | 牡 | 56.0kg | 和田竜二 | |
4 | 5 | アクションスター | 6 | 牡 | 56.0kg | 北村友一 |
6 | トラストワン | 8 | 牡 | 56.0kg | 岩田康誠 | |
5 | 7 | パッションダンス | 8 | 牡 | 56.0kg | M・デムーロ |
8 | メイショウカンパク | 9 | 牡 | 56.0kg | 古川吉洋 | |
6 | 9 | マジェスティハーツ | 6 | 牡 | 56.0kg | 森一馬 |
10 | ヤマカツエース | 4 | 牡 | 56.0kg | 池添謙一 | |
7 | 11 | フラガラッハ | 9 | 牡 | 56.0kg | 浜中俊 |
12 | ステファノス | 5 | 牡 | 56.0kg | 戸崎圭太 | |
8 | 13 | クランモンタナ | 7 | 牡 | 56.0kg | 松若風馬 |
14 | フレージャパン | 7 | 牡 | 56.0kg | 福永祐一 |
鳴尾記念(GⅢ) 2016年予想オッズ
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
1 | ステファノス | 2.7 |
2 | ヤマカツエース | 2.8 |
3 | サトノノブレス | 3.4 |
4 | アズマシャトル | 10.8 |
5 | パッションダンス | 11.8 |
6 | マジェスティハーツ | 16.1 |
7 | クランモンタナ | 43.0 |
8 | メイショウナルト | 45.3 |
9 | フラガラッハ | 50.2 |
10 | トラストワン | 60.0 |
11 | アクションスター | 127.6 |
12 | フレージャパン | 251.5 |
13 | メイショウカンパク | 382.1 |
14 | プランスペスカ | 548.9 |
鳴尾記念(GⅢ) 2016年 注目馬・穴馬
6枠 10番 ヤマカツエース
今回メンバー唯一の4歳馬であり、2015年のラブリーデイ
2012年のトゥザグローリーと、本レース勝利馬を輩出している
キングカメハメハを父に持つ本馬。
芝2000M戦では、3走前の福島記念(G3)→前々走の中山金杯(G3)
と連続で勝利しており、距離適正の高さがうかがえる。
前走の京都記念(G2)は5着だったが、重馬場で初の2000M以上の
戦いであり、しかも2~5着馬は僅差であったことからまずまずの
結果だったと言えるのでは。
今回はG3戦プラス、重賞を連勝した2000M戦に戻ることになり
ここでの不安要素が少ない一頭と言える。
先行力と持続力があり、血統面から見ても適正の高い本馬が
大崩れすることは考えにくく、注目している一戦である。
6枠 9番 マジェスティハーツ
2015年の本レースでは良馬場で末脚を爆発させ、8番人気→2着に
好走した本馬。
本レースの脚質別成績を見てみると、2015年は1~3着を差し・追込
馬が占めており、好走脚質が顕著に現れた結果となった。
また本レース過去4年の傾向を見ると、距離延長馬が人気以上に
走って馬券になるパターンが目立っており、本馬は距離延長馬で
あることから注目している一頭だ。
更に【前走重賞で6着以下の馬が好走する】というデータもあり
本馬は前走の平安S(G3)をダートで使われ、13位と該当している
点にも注目だ。
3枠 4番 アズマシャトル
ここまで阪神・芝コースで6戦を経験しており、勝ち星こそない
ものの2着3回、3着1回(4着1回、5着1回)と相性の良い本馬。
スタミナ的な持続力に優れており、2015年の本レース3着の実績
を持っていることから注目している一頭だ。
今回、鞍上予定の和田騎手とのコンビで6戦し掲示板を外した
ことはなく、2000M戦でも1勝3着1回をマーク。好材料が揃った
舞台となった。
不安材料は今回が脚部不安で休養後、久々のレースであること
だが2015年の3着馬が、力のあるところを見せてくれる一戦と
なることに期待したい。
4枠 6番 トラストワン
本レースの注目血統、シーキングザゴールド系の血を持つ馬
であり、鞍上予定が6年連続馬券に絡んでいる岩田騎手という
ことから期待している一頭である。
その岩田騎手とここまで2戦でコンビを組み、2着2回の相性だ。
また共に戦った2戦が芝2000M以上の距離であり、この距離で
この鞍上という材料に興味が沸いている。
8歳にして重賞初制覇を狙う本馬だが、2015年秋から今年の
パフォーマンスや、今回の相手関係を考えると侮れない存在。
器用さもありスピード負けはしないので、先行できれば面白い
一頭であるだろう。
1枠 1番 メイショウナルト
本レース過去4年のデータの【前走着順別成績】を見ると
【前走大敗組】の巻き返しが多いことに驚く。
どうやら本レースでは、G2やG3のハイレベルなレースで使われ
まだそのレベルに届かない馬達が好走を見せるようだ。
そして本馬は前走の新潟大賞典(G3)で15着と大敗、ちなみに
前々走のチャレンジC(G3)でも18着と、大敗続きであること
から気になる一頭となった。
しかし今回の鞍上予定が、武豊騎手であることを見逃しては
ならない。武豊騎手は過去10年のデータに照らし合わせると
断トツの好成績を残している鞍上であり、本馬を好走へと
導いてくれそうな予感だ。
5枠 7番 パッションダンス
今回の舞台と好相性の種牡馬、ディープインパクトを父に
持つ注目の一頭だ。
連対率が約3割、複勝率も5割に迫る信頼度が高い種牡馬だ。
今年で8歳になった本馬だが、大事に使われてきた感が伝わる
若々しい馬体が魅力的。
前走の新潟大賞典(G3)では10番人気→優勝、2着馬に2馬身差
での快勝だった。また同レースを2013年にも勝利し、前走で
2勝目をマークするなどまだまだ健在だ。
本馬は阪神コースでも4戦3勝と実績があり、今回は軽視でき
ない存在である。
安田記念(GⅠ) 2016年 枠順発表 予想オッズと注目馬と穴馬
安田記念(GⅠ)枠順発表 東京競馬場 芝1600m 2016年6月5日
枠 | 馬番 | 馬名 | 年齢 | 性別 | 斤量 | 騎手 |
1 | 1 | クラレント | 7 | 牡 | 58.0kg | 小牧太 |
2 | 2 | ダノンシャーク | 8 | 牡 | 58.0kg | 岩田康誠 |
3 | 3 | ロサギガンティア | 5 | 牡 | 58.0kg | M・デムーロ |
4 | 4 | ディサイファ | 7 | 牡 | 58.0kg | 武豊 |
5 | 5 | コンテントメント | 6 | セン | 58.0kg | B.プレブル |
6 | ロゴタイプ | 6 | 牡 | 58.0kg | 田辺裕信 | |
6 | 7 | サトノアラジン | 5 | 牡 | 58.0kg | 川田将雅 |
8 | モーリス | 5 | 牡 | 58.0kg | T.ベリー | |
7 | 9 | イスラボニータ | 5 | 牡 | 58.0kg | 蛯名正義 |
10 | フィエロ | 7 | 牡 | 58.0kg | C・ルメール | |
8 | 11 | リアルスティール | 4 | 牡 | 58.0kg | 福永祐一 |
12 | レッドアリオン | 6 | 牡 | 58.0kg | 川須栄彦 |
安田記念(GⅠ) 2016年予想オッズ
人気 | 馬名 | 予想オッズ |
1 | モーリス | 1.9 |
2 | リアルスティール | 3.7 |
3 | サトノアラジン | 5.4 |
4 | イスラボニータ | 8.1 |
5 | フィエロ | 18.8 |
6 | ロサギガンティア | 22.3 |
7 | クラレント | 29.3 |
8 | ディサイファ | 36.0 |
9 | コンテントメント | 37.0 |
10 | ロゴタイプ | 37.8 |
11 | ダノンシャーク | 44.0 |
12 | レッドアリオン | 188.4 |
安田記念(GⅠ) 2016年 注目馬・穴馬
8枠 11番 リアルスティール
2015年は皐月賞(G1)2着、ダービー(G1)4着、菊花賞(G1)2着と
優勝こそ逃したが、輝かしい実績を残している本馬。
前走のドバイターフでは初の海外遠征を乗り越え、世界の強豪を
相手に初G1制覇となったことは記憶に新しい。
充実期に入った感があり、海外遠征を経験するなど一皮むけた感じ
を受ける一頭だ。
今回の鞍上は主戦福永騎手の予定だが、福永騎手は“Mr.1600M”と
言われており、1600MのG1を12勝(地方・海外含むと全25勝)という
驚きの結果なのである。
このコンビなら「世界のマイル王」の快進撃を止められるような
そんな予感がする。
7枠 9番 イスラボニータ
2014年の皐月賞(G1)優勝馬であり、その後も天皇賞・秋(G1)で
2年連続の3着、3走前のマイルチャンピオンS(G1)も3着と好走して
いるが、あと1歩、勝利には届かない本馬。2014年にはJRA最優秀
3歳牡馬に選ばれている。
しばらく勝ち星から遠ざかっているが、ここまで掲示板を外した
のは、2回だけという堅実さが魅力的な一頭だ。
また今回の舞台で9戦を経験し4勝、2着1回、3着3回と舞台適性は
確実に高いと言えるだろう。
鞍上は主戦蛯名騎手の予定だが、この舞台でダービーを獲れなかった
雪辱を果たし、意地を見せてもらいたい一戦である。
4枠 4番 ディサイファ
2015年は札幌記念(G2)を制し、今年初戦のアメリカジョッキーC(G2)
も勝利するなど、7歳にしてまだまだ衰えを知らない本馬。
ここまで重賞4勝の実績を持つ、ディープインパクト産駒である。
中距離路線で第一戦の活躍をしてきた本馬だが、2013年の4歳時に
ダート・1600M戦で使われた経験があり、結果2着と好走。
そのコースは東京コースであり、鞍上は今回と同じ武豊騎手だった。
武豊騎手はダービーでエアスピネルに勝負を賭ける仕掛けを見せて
おり、本馬とは面白いコンビとなるだろう。
脚を出しきった時のしぶとさは間違いなく「世界のマイル王」に
対抗すべく、不気味な一頭と言えるだろう。
7枠 10番 フィエロ
2014年・2015年のマイルチャンピオンS(G1)で2着など、マイル路線
で実績を残しているが、まだ重賞のタイトルを獲得していない本馬。
2015年のマイルチャンピオンS(G1)では「世界のマイル王」に続く
2着と、力のあるところを見せてきた一頭だ。
本レース過去5年のデータに【前走上がり3位以内か近2走で上がり
1位の実績がある馬】に注意とあり、本馬は前走のマイラーズC(G2)
を上り3位で4着と健闘しており、データに該当している。
今回も2015年と同じ過程で挑んできており、ここで大きな変わり身が
ほしいところだ。
鞍上はC・ルメール騎手を予定しており、これまでとは違う走りが
見られる可能性に期待している。
1枠 1番 クラレント
2015年の本レースでは低評価を覆し3着に好走、大健闘を見せた本馬。
本レースでは【過去に馬券内の実績がある馬】が好走傾向にある
ようで、リーピーターには要注意の一戦である。
2016年はダービー卿CT(G3)で初戦となり14着に終ったが、前走の
マイラーズC(G2)では10Kg増の馬体で3着に好走し、良化を辿って
いるようだ。
また今回も2015年と同じ過程で挑んできており、2015年は12番人気
→3着と穴をあけてくれたことから期待したい一頭だ。
もしも今回、本馬が持ち味である総合力の高さが活かせる展開に
持ち込めたら2015年同様、波乱を巻き起こすことだろう。
8枠 12番 レッドアリオン
本レースでの注目血統、プリンスリーギフト系の血を持つ本馬。
前走のマイラーズC(G2)は14着と大敗したが、本レース過去5年の
データ【前走G2クラス以上で3着以下だった馬に注意】に該当して
おり、気になる一頭となった。
また今回と同じ舞台の富士S(G3)では、2013年・2014年とメンバー中
最速の上がりをだしており、なかなか面白い一頭だ。
本馬は先行してそこから伸びるというスタイルのようで、少数頭と
なる今回は揉まれることに弱い本馬にとって、相当嬉しい材料である。
兄クラレントとの兄弟対決も興味深く、注目したい一戦である。